見出し画像

直きを挙げて

私が好きな論語の章句の一つ。

『直きを挙げて諸を枉れるに錯けば則ち民服す。』
(為政第二)

「なおきを あげて これを まがれるにおけば すなわち たみふくす。」

「正しい者を抜擢して不正な者の上に置けば民衆は従うものだ」
(訳:井波律子)

論語の解説の中にはこの章句を「曲がった木材の上に、真っ直ぐな木材を乗せて、曲がった木材を矯正するようなもの」という例えをしているものもあります。

同じく、好きな章句の一つ。

『徳は孤ならず必ず隣あり』

「徳のある人のもとには必ず同じような人が集まってくるものだ(孤立することはない)」という意味に解釈しています。

「直き」「徳」とはどういうおこないか。
それを常に考えながら生活してゆきたいですね。