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プロレスに熱くなってたころ

突然ですが、私、プロレスが大好きだったんです。

そうとう熱中していました。
テレビ見ながら叫んだり、怒ったり。
熱くなってたんです。

誰が好きだったかって?
そりゃ、もう、なんてったって力道山ですよ、力道山。
デストロイヤーとの死闘は忘れやしません。

なんとかのチャンネルって番組に出てたあのデストロイヤーですよ。

ただね、力道山と死闘を繰り広げたころのデストロイヤーは、もう、それはそれは怖かったんだから。
白覆面の魔王。
でも、何故か、他の外人レスラーと違って、怖いながらも憎たらしさはなかったんですよね。
リングに上がり、腕を組んで、仁王立ちで相手を睨みつける姿はかっこ良かったなぁ。

ブラッシーとかコワルスキーなんかはもう憎かったけどね。

で、その死闘。
何度か闘ったみたいだけど、私が覚えてるのは、白覆面を血で真っ赤(だったんだと思います。白黒テレビだから…)に染めたデストロイヤーが力道山に四の字固めをかけ、普通のレスラーならすぐにギブアップするところだけど、力道山は痛みに悲鳴を上げるものの降参しない。
リングの真ん中でしたからね。
ロープに逃れることもできない。
それでもギブアップしない力道山。
いったい何分続いたんでしょうね。
そのままリングから落ちたけど、まだ外さない、外れない。
んで、引き分けになったんですよね、確か。

こうして熱くなってたころ。
外人レスラーが反則したのに勝ったことが許せなくて、「こんなのないよ!ぜったいおかしい!文句言うから4チャンネルに電話して!」ってごねて、母親を困らせたのでした。

小学生低学年でしたけどね
そのころからすぐ熱くなるタチだったんですね、私って。(笑