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体を老化させる細胞炎症とその予防法

こんにちは。河本将弘でございます。

あなたは出来る限り若々しくいたいでしょうか?

おそらく殆ど全ての方がYESと答えると思いますが、では、どのように老化を防いでいけばいいかという事については疎い方が多いでしょう。

老化を引き起こす原因は以下の3つに大きく分けられます。

  • 酸化=細胞が錆びる

  • 糖化=細胞が焦げる

  • 炎症=細胞が火事になる

以前は酸化糖化について解説しましたが、本日は最後のパートとして炎症とその予防法について解説しますので、これから先も若々しく居たいあなたにお読みいただきたいです。

細胞炎症とは?

細胞炎症とは慢性炎症とも呼ばれ、身体が感染や外傷、異物などに反応して生じる生体防御反応です。

炎症は通常、身体が感染や損傷などの刺激に対して対応する自然な反応ですが、慢性炎症は内臓などで長時間起こり続けている炎症で、炎症が起きていることを自覚しづらい事が多いですが、長期間続くもしくは過剰な場合は、炎症が重い疾患の原因となることもあります。

細胞炎症の原因

1.過剰な内臓脂肪

内臓脂肪が増加すると、脂肪細胞から放出される炎症性サイトカインと呼ばれる物質が増加するので、それが血液中に放出され全身に広がることで、慢性的な炎症反応が引き起こします。

それに加えて、マクロファージと呼ばれる炎症反応を引き起こす免疫細胞が内臓脂肪に集まり炎症が更に促進される事により、糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患の発症の要因になりやすいです。

2.乱れた食生活

細胞炎症が促進される食生活の特徴は、炎症性物質を含む食品を過剰に摂取し、栄養バランスが乱れていることです。

具体的には加工食品や糖分が多い食事、過剰な塩分摂取、トランス脂肪酸の摂取などは炎症反応を促進し、慢性的な炎症状態を引き起こしやすいので、バランスの取れた食事が健康を維持するために重要です。

3.ストレス

ストレス過多だと、副腎皮質からストレスホルモンとして知られるコルチゾールや炎症性サイトカインが増加する事により炎症反応が促進されます。

それに加えて、ストレスによって免疫系が過剰に活性化されると、自己免疫疾患の症状が悪化する可能性があります。

4.睡眠不足

睡眠不足でも炎症性サイトカインの放出が増加する事によって免疫機能が低下し、炎症反応が促進されます。

5.喫煙

喫煙は血管内皮細胞にダメージを与え、血管の損傷を引き起こし、血管の損傷は炎症反応を引き起こし、動脈硬化などの疾患を促進します。

細胞炎症を予防するには

1.バランスの取れた食事

食生活には野菜、果物、全粒穀物、良質な脂質(特に青魚、亜麻仁油、えごま油、シソ油に含まれるオメガ3脂肪酸)、タンパク質をバランス良く摂取する一方で、加工食品、悪い脂質(特にトランス脂肪酸)、高糖分の食品は控えるようにしましょう。

2.適度な運動

定期的な運動は免疫機能を強化し、炎症反応を抑制するのに役立つので、目安としては1日30分程度の中強度の有酸素運動や筋力トレーニングを継続しましょう。

3.ストレス管理

ストレス解消のためにリラックスする時間を確保し、ストレス解消法を見つけることが有効で、瞑想や深呼吸、ヨガ、ストレッチなどのリラックス法を試してみましょう。

4.十分な睡眠を取る

睡眠不足は免疫機能を低下させ、炎症反応を促進させるので、毎晩充分な睡眠時間(1日7~8時間程度)を確保することも重要です。

5.禁煙

喫煙は細胞炎症を引き起こすリスクを高めるので、禁煙を行うことで細胞炎症を予防することができます。

6.健康維持を意識

過体重や肥満は炎症反応を増強させるので、健康維持のために定期的な健康診断を受けて早期に炎症性疾患やリスク因子を発見し、適切な対策を取りつつ、バランスの取れた食事と適度な運動を行う事を意識しましょう。

あとがき

細胞炎症を放っておくと、動脈硬化が進行して高血圧、糖尿病、脂質異常症などの重い疾患に繋がっていくので、手遅れにならないうちに早く生活習慣を改善する事が重要です。

いつまでも若々しく居たいのであれば、いかに細胞に炎症を起こさせない事が若さを維持するためのカギなので、上記で紹介したような予防法を実践する事により細胞炎症を予防し、健康を維持する事に努めましょう。

本日はご覧いただきありがとうございました!

今後もプーケットや健康に関してのトピックを定期的に発信していきますので、河本将弘公式LINEにご登録いただけると幸いです。

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