ジェラシー
嫉妬ほどややこしいものはないと思っている。したくなくてもしてしまうし、されたらうっとうしいくせに、たまにはされたいなとか思っていたりもする。
きっと野生の動物や植物は嫉妬なんかしないだろう。
生命活動にはおそらく必要のない感情だからだろうと思う。
自分の中にある嫉妬心に気づいたとき、少し混乱する。
例えば、なんとも思ってなかったのに、ふいに嫉妬に気づいて、え?なに?私この人のこと好きなの?なんてことにもなったりする。
恋かどうかわからないとき、嫉妬はちょっと便利なのかもしれない。
男の嫉妬と女の嫉妬はまたちがうのかもしれないけれど、きっと女は死ぬまでこの感情と付き合っていかなければならないような気がしてきている。
要は、嫉妬=独占欲みたいなもんだと思う。
独り占めしたい。
才能を。好きな人を。
人の嫉妬を見て、あぁ怖、と思うけれど私も嫉妬してるときは、そんな風に見えているに違いない。やだなーと思いながら、私の中からはきっとなくならない。
黄色いバラの花言葉は嫉妬らしい。
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