濱田庄司の長屋門が直って、その後


2021年の11月からスタートしたクラウドファンディングの活動は、大きなあたたかいウェーブとなって、おかげさまで沢山のご支援を受けることとなりました。
私たちチームは、その後、集まった資金で修復を進めるとともに、この活動で通して学んだことをここで終わりにせず、古民家の維持する上での様々な社会背景、問題、そしてその魅力を多くの人と共有する機会を設けてきました。

このシリーズの最後のイベントを、いよいよ今月開催します。

茅葺き屋根を含む、日本の建築について丸々学ぶ二日間です。
講師は建築家・松井邦夫さん。

松井 郁夫 氏 プロフィール:1979年東京芸術大学大学院美術研究科修了。環境造形デザイン専攻。(株)現代計画研究所入社、都市計画・アーバンデザイン担当。1985年松井郁夫建築設計事務所設立。現 一般社団法人ワークショップ「き」組 代表理事。内閣府地域活性化伝道師。学生時代より全国町並み保存運動に参加。

民藝と民家を繋げて思考してくださる貴重な建築家さんです。
誰も見向きもしなかった時期から、いち早く古民家に価値を見出し、益子に集めまくった濱田庄司の建物でこのイベントを行うことがとても意義深く、運命を感じています。

日本建築は美しい。その美しさは何かと言えば、自然を敬いながら生きてきた祖先の人たちの知恵が詰まっているからではないか。
そして日本建築の技術を守ることは、その美を引き継ぎ、環境を守ることにもなり、未来の人たちも救うことになるんではと思います。

このイベントのお申し込みはこちら。

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