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ほっとしたひととき


シャーロックはお好きですか

私は小説に関しては刑事ものや探偵ものが好きです。
誉田哲也の姫川玲子シリーズは大体読みました。後、横山秀夫の『陰の季節』も読みました。
ドラマでは、『相棒』が好きで再放送でも視聴しました。また、上川隆也の『遺留捜査』も同様に楽しみました。以前には、上戸彩の『絶対零度』も良かったです。もっと古くは、ユージとタカの『あぶない刑事』も好きでした。

時々、私は妄想の世界に入り込みます。
先日読んだ相沢沙呼の小説『霊媒探偵 城塚翡翠 medium』の影響によるものだと思われます。

以前映画で観た『シックスセンス』もそうですが、霊能力者がその力を用いて事件を解決するには絶対に協力者が傍にいないと成り立ちません。

翡翠には小説家の香月史郎が、第六感の少年には精神科医がそれぞれ協力する様に、霊能力なんて人は信じないから、こういう方たちが必要なんです。

さて、もし私に霊能力があるなら、協力者を誰にしようか。
ますます私の妄想は膨らみます。


出逢いは スローモーション

私は、昔から明菜派です。
来生姉弟作詞作曲のスローモーションが大好きで、カラオケで1番に歌います。

特に「ふいに背すじを抜けて 恋の予感甘く走った」の部分と「ストライド長い脚先 ゆっくりよぎってく」の部分が心に響きます。
そこでは、私の頭の中にラブコメのワンシーンが妄想として舞い降りるのです。

子どもの頃から漫画家になりたいと夢見ていた私は、小遣いをはたいてケント紙やGペンを用意したものの、結局のところ挫折してしまいました。
今でも家にはコミック本が段ボールに山と積み上がっており、新しい本棚を待ちわびています。

本題から少し逸れましたが、この先私にも、恋の出会いだけでなく、
話していて心が温かくなるような人との出会いが
スローペースでも訪れるでしょうか。そんな出会いを心待ちにしています。


「つまさき坂」で何があったの?

永井龍雲の「つまさき坂」と言う歌をいつ知ったのか覚えていないのです。
ずっと昔、まだカセットテープで音楽を聴いていた時代に、お気に入りの曲を
編集して車の中で聴いていたものです。

その中に、浜省や尾崎、因幡晃に永井龍雲の懐かしいミュージシャンの
曲も入れていました。
YouTubeのミックスリストで流れていた「つまさき坂」を久しぶりに
聞いて、懐かしさと何か胸が締め付けられる想いがしました。

「つまさき坂」で会った二人の関係はよくわかりませんが過去に手紙の
やり取りはあった様ですね。また、彼は未だに彼女の事が気になっている
感じがします。
私がとても魅かれている詞が「すれ違いざまのあるなしのそよ風に 君の香水の
香りが漂う」のところです。
偶然とは言え、以前交際があった二人が何も言わずに軽く会釈して通り過ぎ
ていくよそよそしさに、一体何があったんでしょうか?

竹内まりやの「駅」の歌詞にも「懐かしさの一歩手前で こみあげる苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ」と、駅で偶然元彼の姿を見つけて声をかけよう
としたが、そう出来なかった何かがあったんでしょうね。

坂を足早に降りていく君の背中を目で追いながら、何も言えなかった
彼の気持ちは推し量れません。


透きたまへる肌つき

先日、ユニクロでメッシュクルーネックセーターを購入した事を投稿しましたが、今年のファッションはシアー素材のものや、メッシュの製品がトレンドになっています。

NHKの「光る君へ」を見ていた時、この時代の人たちは真夏には
どんな着物を着ていたのか興味が湧きました。

「源氏物語」の常夏の巻で、源氏の君の息子夕霧の正妻「雲居の雁」が
お昼寝をしている姿を
〜透きたまへる肌つきなどいと美し〜

薄ものの単衣を着て横たわっている姿からは暑い感じを受けなかった。
薄ものに透いて見える肌の色は綺麗であった。
平安時代も透け感を楽しむ繊細な感性がありました。袷と言って裏地の色をあえて表地より濃い色にして表地に裏地の色を透けさせるのです。

まさに、現代のトレンドにも黒いタンクトップに白やベージュのシアー素材の上着で、袷の様に透けの効果を狙っています。よく、歴史は繰り返すと言いますがその通りですね。


雲外蒼天の女、ついに完結!

高田 郁著「みをつくし料理帳 特別巻」花だよりを読みました。

「八朔の雪」から始まり11作目がこの「花だより」です。でも、この物語を知ったのはテレビドラマからで、何人かの女優さんが演じられていました。

個人的には、主演 澪を演じられていた黒木 華が役柄にピッタリで一番好きでした。是非、この本を読みたい思いが募り本屋であるだけのシリーズを購めました。

その頃は、まだ全作は無かったので時折り本屋に通って待ち望んでいました。
雲外蒼天とは、どんな試練でも努力して乗り越えれば、快い青空が望めるという意味で、澪が少女の頃ある高名な易者から「この子は雲外蒼天の相がある」と観られたのです。

澪は、大水害で孤児になり様々な人達の助力で一流の女料理人となり蓄財をして吉原に売られた幼馴染の野江を救い出す二人の女の子の固い絆の物語でもあります。

私がこの物語に魅せられたのは、澪があらゆる努力をして女料理人になっていく姿に感銘を受けたからです。
やはり、この世の中生きていく為には男性、女性に関わらず、自分磨きを怠らず乗り切って行かなければいけないと思います。最後に、説教じみた話しで申し訳ありませんが、私もこうありたいと常々思って日常を生きています。

ホッとした少しの時間があれば、一杯のコーヒーを飲みながらショートストーリーを
読むのはいかがでしょうか?

#創作大賞2024    #エッセイ部門


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