更年期障害15 | 萎縮性膣炎って?
さて、更年期障害世代の女性の皆さん、萎縮性膣炎をご存じでしょうか?
その名の通り、膣が萎縮してしまう状態のことをいいます。狭くなってしまうんですね、膣が。
私は医療従事者でもないので、この症状に関しての記載は控えますが、なかなかに大変な状況なので、私の身に起きたことをお伝えしますね。
数年前から、セックスのときに痛みがありました。
数年セックスなしの生活があったので、その間に膣が狭くなっちゃったのかな?広くなるよりはいいかー!ぐらいに思っていましたが、毎回痛い。そしてひどいときには出血もすることがあって、これはもしかするとちょっとまずい状況なのではないか?と、病院へ行こうと決意。
当然、婦人科です。
触診もあるので、あの例の台に乗り、診てもらいました。
そして、「萎縮性膣炎です」とドクター。
年齢とともに、膣が狭くなっていく症状らしく、年齢を重ねた女性の多くはこの状態になっているんだそう。
でも、世の中でこの萎縮性膣炎のことがあまり話題にならないのはなぜか?と私なりに考えてみたのだけれど・・・
日本の夫婦、カップルは、セックスレスが多いと聞く。欧米に比べて、かなり早期からカップルの間でセックスをしない関係になると聞く。
私はたまたま、この年齢になってもセックスをする機会があったので、「痛い、以前と何かが違う」と気が付いたけれど、そもそもレスの女性たちは自分の膣が狭くなってしまっていることに気が付くタイミングがない、ということなのではないかと。
そして、厄介なことに、多くの女性がこの萎縮性膣炎という状況になっているにもかかわらず、治療法がないんだそうだ。治療法がないということは、当然いわゆる「保険適用」な対応がないということですね。
調べれば、婦人科で数十万円を払い、回数を重ねることで改善できる方法はあるようだけれども、現在はそれが精いっぱいとのこと。
んー、女性の多くが苦しい状況になるかもしれないというのに、何も対処する方法がないなんてどういうことなのでしょう・・・。
最近は「フェムテック」という単語も聞くようになりました。
さまざま、女性のからだに適したもの、女性が生きやすくなるためのサポートグッズなどが出てきていますね。
更年期障害の世代になる前の女子たち、恥ずかしがらずに自分のからだのことをどんどん調べてほしいし、できれば友達同士でも話題にしてほしいと思います。
こういうことは世代間の差が大きいと思うし、私の世代はやはり難しい状況でもあったので。私の経験から、若い世代の女子たちには、いつか自分の身に起きるかもしれない出来事を知っておいてほしいと思います。切なる願い。
同じような悩み・経験をしてきた方とつながれることや共感できること、そしてこれから先に辛い思いをする人が少しでも減ることを願って書いていきます。サポート、よろしくお願いいたします。