セミナー潜入記

正直なところ、60歳にもなると「職」の選択肢は限られてくる。
つい先日、ネット情報業界では著名なH氏の配信で
「女の人が成功するには整形するか、身体を張るか、スキルを磨くしかない」とポロッと発言されてましたが、、同じ時代を生きた元女子としては、いかにこの国が男性主権で成り立って来たかを再認識した次第です。

まぁ。。今の様にセクハラだの、パワハラだのというリテラシーも養われていない世代ですし、女側も結婚して子供を持って家庭に入って、旦那が出世でもすれば「勝ち組」生活が出来ましたから。

離婚率が上がり母子家庭も増えたものの、女一人で社会的な成功を目指せるほど、この国は甘くはないということです。

まして私の様に死別というまさかの坂でつまづいたのが50歳。
子育て的には一段落はついていたものの、それでも日々の生活の費用は自分で稼ぐしかないわけです。奨学金も返済はしなければならないしね。
主婦時代は色々と好きな事をさせては貰えたし、ちょっとした稼ぎもあったわけですが、それとて世間知らずの井の中の蛙と痛感するわけです。

で、、ここで私のこの10年の七転八倒をあれこれ書くつもりではなくてですね😂😂

ここから先、どうやって生きてくよ?の模索です。
今のところ自己肯定感0を受け入れさえすればなんとか働けてます。
後続けれて5年ですが、、、耐え忍ぶに値するほどの賃金ではありません。

こういう現実には数年前には気付いてはいましたが、
前職では1日11時間労働で週休1日の洗礼を受け、とてもじゃないけど先に繋がる「副業」を探す事も無理でした。

学ぶにしても考えるにしても、どんどん頭は悪くなる。体力も落ちる。おまけに感性も鈍る。

転職して賃金は目減りしましたが、この半年は新たな可能性、、、と言えば聞こえは良いですが、まさに老後の安心は何処にある?と迷走しています。
ネットの情報にも随分と「耐性」が出来て(笑)こりゃ詐欺っぽい。。とか、
いやいや誰にでも出来るわけがないとか、長ーーーいランディングページにも慣れましたよ。

前置き長くなりましたが😱

今日はそんなネット情報の中から、無料セミナーに参加してみました。
FX、株、仮想通貨、アフェリエイト、情報販売でもない「印税収入」ってやつ!
元ミュージシャン的には「夢の印税収入」ですよ!
何だと思います?


Amazonで作家になる!

はぁ??

しかも文章は自分で書かなくて良い!

ええっ??

若干30歳ぐらいと思われる主催者さん。
ロバートキヨサキのクワドランドの説明から入って、、、
没後10年のマイケルジャクソンの印税収入のお話。

「何のスキルも人脈もない僕たちにも得れる印税収入ビジネスを構築するんですよ!アハハ」

一応、守秘義務もあろうかと思うので、詳細は語りませんが、
ザクッと言えば書けるブロガーさんやライターさんに交渉して「仕入れ」
出版してあげる。。。という訳です。

Kindleのロイヤリティは定価設定350円以上だと70%もあるそうです。
これは驚いた。
1ページ読まれた分でもページ数によってロイヤリティが発生する仕組み。
これ。。確かに音楽業界と比べたら破格ではありますね。

でね、、とにかく1ヶ月に10冊ほど作家デビューさせるんだって。
著作権として作家さんには20%ほどのロイヤリティを渡す。
もしくは買い取る場合もあるんだって。
条件が合わなければ
「じゃあご自身でどうぞ。自分じゃあ売れませんから」って断れば良いんだって。

この辺りの話になって来て。。。ビジネスよりもこの「著作物」に対する感覚の違和感がムラムラとして来たの。
これってプロデュース業でもない。だって出版した本すら読んだ事ないらしい。
要は出版代行業なのね。

そこには著作者に対する敬意や愛も無い。
ひたすら薄利多売を繰り返すのです。
売れるテーマ 
購買層
時短
データに基づいたビジネス戦略のみ!


さて。。批判するつもりもなくてですね、こういうビジネスがあるんや!!と
驚いた次第です。
当然、このシステムを利用するには参加費が必要ってことになります。
しかも参加審査までされちゃいますw

お値段いかほどかも教えて頂いてないですが、帰りのエレベーターでご一緒したご婦人曰く50万円とのことでした。

まぁ。。広告宣伝は必須なので、TwitterやDMリストの取り方なんかもノウハウとして込みなんでしょうね。

そうそう。。noteも商材の宝庫らしいですよ!
人気のある方はご自身で出版されたらと思うのでKindleのリンク貼っておきますね。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/
逆にアフェリエイターさん雇って広めてもらえば良いのかもですね🤗

あーそれと電子書籍は電車で見る、待ち時間で見るを前提に書かれたものが売れるそうです。
雑誌感覚ですね。

決して詐欺では無かったけれど。。。なんともモヤっとしたセミナーでありました!






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