見出し画像

樋口塾 PC編集のコツ~そんなレベルなんや!?編~

第2回樋口塾が開催されました!
第1回はこちら↓
https://note.com/masako727/n/n03e437c59a36

今回は、生徒役のMuroさん&タカトリヤさんが実際にPodcastをやってみて感じたことの話、
そしてメインの話題は、PC編集のやり方を樋口塾長が実践してみせてくれました。
この実践披露が塾生の想像のレベルをかなり超えていて・・・「そんなレベルなんや・・・!?」と一同唖然とした(とても真似できないという意味で)ので、今回のサブタイトルとなりました。

今回の私のnoteでは、私が聞き取れた範囲での議事録というか、メモを書いていこうと思います。
実際の編集画面を見ながらのメモなので、文字だけだとわかり辛い内容かもしれません・・・。

※イラストは全て塾生のSeriさん作です。

Podcastをやってみて感じたこと
   by塾生代表Muroさん&タカトリヤさん

画像1

・マイクの重要性 
→悪いマイクを使うと後からどれだけ加工しても良い音にはならない。
   →悪い豚肉を使うとどんな調理をしても美味しい酢豚にはならない。
→Bluetoothマイクはシャリシャリ音がする。

・普段Macのボイスメモで録音しているが、Zoomで対談形式で収録する際、Zoomでイヤホンを使っていると自動でイヤホン録音になってしまっている。事前に分けて設定が必要。
→収録の度に、一度テスト録音をする習慣をつけることが大事。【樋口】

・2人で録音すると音量を合わせるのが難しい。

・Zoomで対談収録だと、独特の間ができてしまう。

コテンラジオの編集方法
   by樋口塾長

画像2

樋口塾長が、普段コテンラジオを編集する際、どのような作業をしているのか、AdobePremierProを操作し、実演してくれました。

・映像と音声を合わせて編集する。

・無駄な間(無音の時間など)や不要な相づちはカット。

・相づちがメインの話のジャマになっている時は、相づちの音量を下げる。

・相づちのタイミングは、編集で前後にずらす。
→深井さんの語尾に樋口さんの相づちを少し重ねる感じ。

・話の繋ぎが被せ気味になっている時は、間を開ける。
→映像がガクガクになってしまうが、仕方がないしほとんど気にならない。音声メインのコンテンツのため音声最優先。

・無駄な間を消した時に繋ぎが不自然になってしまった時は、別のところから息継ぎ音や相づちを持ってくることもある。

・呼吸や唾を飲む音などは、完全に消してしまうと人工的な操作感が出てしまうので、Gateというエフェクトを入れている。
→Gateは、あるレベル以下の小さい音を消すエフェクト。

・サ行ナ行は子音がはっきりしていなくて長いので消しやすい。
→「すー(息)そうですね」の「すー」は消せる。
→逆にアタック音は消しにくい。
→小さい「っ」は消しやすい。

・リズムが悪く感じる部分は削除。
→例えば「そのーそもそも」の「そのー」だけ削除とか。

・相づちタイミングの理想形は、心の中で相づちを打ちながら聞いているとわかってくる。

・Podcastのリズム感・センスは音楽と同じ。
→同じフレーズでも、上手いギタリストは下手なギタリストと比べて何か気持ちがいい。それと同じ。

・対面収録の時よりも、Zoom収録の方が無駄な間が多いので、編集量も増える。
→Zoom収録の場合は、およそ30分番組で編集時間は1時間程度。
→対面収録だと、各人のマイクに複数人の声が被るので、Zoom収録ほど簡単に切り貼りできない。

---*---*---*---*---*---*---*---
ある塾生の方がチャット欄に書いてくれたまとめを引用させてもらうと、
・3人の波形が重ならないようにする
・でも、沈黙のところが無いようにする

画像3

質問コーナー

最後に塾生からの質問に樋口塾長が答えてくれました。

・編集レベル、どの程度がベスト?
→興味のレベルや、その番組が仕事かどうか、などによる。
→レベルを上げ過ぎたと感じたら、下げることも練習した方が良い。
→個人ラジオ「樋口聖典の世界」は完全に無編集。
→「だらじお」は弟子のマサさんが編集している。

・Zoom対談で声が被って途切れる問題の解決方法は?
→Zoomの音を使わない。
   →Zoomの設定で、「オリジナルの音声を使わない」をONにする。(PCでの設定画面で)

・ノイズ処理について
→Zoomのノイズキャンセル機能は優秀なために、声の輪郭を犠牲にしている。
→Zoomのエフェクトをかけずに、生の音声を録音し、それを別ソフトでエフェクトかける。
   →樋口さんは有料ソフトの「X Noise」を使っている。
→Auditionはノイズ処理が優秀なためX Noiseは不要。(樋口さん自身は音楽屋なのでAuditionは使っていない。)

・「聞いた時の心地よさ」を実現するための条件は?
→しゃべりが上手くなること。
→自分で録音したらすぐに聴いて反省会をする。
→一人喋りで修業。

最後に

樋口塾長より↓

今回の講義は、皆このレベルまでやるべき、という意味ではない。
が、一度ここまでやってみると、自分の喋りも良くなっていくし、何が良いかがわかるようになるので、経験としてやってみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?