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ピアノの先生のに独り言♪#37仕事の対価はキチンといただく。

ピアノ教師のmasakopianoです。
教師歴は30年を超えました。
自分が習った時代は昭和、教え始めたのが平成の少し前、そして平成はどっぷりレスナーとして頑張って、コロナ禍の令和はいろんな意味で立ち止まり、今後を考えながら、次の世代へのバトンタッチの準備をしています。

今、こうしてnoteに記事を書いているのも、
多くは自分の振り返りです。
そして、もし同じ悩みを抱えている先生や保護者さんがいらっしゃったら、
私の経験が少しでもお役に立てればいいなと思います。

今日のお話は、仕事の対価はキチンといただく。
そんなの当たり前じゃない〜〜なんですが、、、
ピアノの先生あるあるで、
結構サービスレッスンやサービス補講ってやってしまいがちです。
例えば、もうレッスン時間終わりなんだけど、あと5分だけ延長してあげようとか、発表会の曲間に合わないから、日曜日レッスンおいでとか、、、
一見すると、いい先生ですよね(笑)
でも、5分の延長は次の生徒さんをお待たせし、またその次の生徒さんでは7分、10分と最後の生徒さんでは30分もタイムオーバーということも。。。
補講レッスンもAさんをやると、Bさん、Cさん・・・せっかくの日曜は結局レッスンで終わったなんてことも。
実は、これ全部私のお話です。

最初はありがとうございます〜と感謝してくれた保護者さんも、
だんだんそれが当たり前になり(駅前で配られる無料ティシュと同じ)
先生、今度はいつ補講してくれますか?と言われる。
それもモヤモヤ。。
忙しい割には、、って感じ。
これは、いけないと思いました。。

一番の反省点は、レッスン体系に明確なルールがなかったこと。
良かれと思ってやっていたことが、実は自分の首を絞めていたんだと。
気づきました。

そして、毎年4月に発行している年間レッスンカレンダーと一緒に、
もう一度、教室の規約を現在のニーズや情勢に合わせて改定し、レッスン料、回数も見直しました。
その時に新たに設定したのが、追加レッスンの料金と体験レッスンも無料はやめて有料にさせていただきました。
4月はちょうど年度替りなので、新しいシステムや料金体系のお知らせをしやすいですし、今後もより良いレッスンを継続させていただくために、よろしくお願いしますと、お伝えしたら保護者さんからはクレームも来ません。
万が一、ご不満がある場合は、キチンと説明し、それでもご納得いただけない場合は、出来ないことは出来ないと線引きをして、退会も仕方ないかもしれません。
自分の教室を守るのは、自分しかいないのですから。
その代わり、そのルールを守る責任ももちろんあります。

ちなみに、この規約と料金体系は、毎年春に全ての生徒さんにお配りして、
今年もよろしくお願いします。と気持ちを新たにさせていただいています。

自分の仕事に誇りと責任を持つ、そして、その対価をキチンといただく。
これが健全な教室運営に繋がると思います。


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