まさきち

3児のパパです。 私の経験談から色々と子育てについてなど投稿をする予定です。

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最近の記事

【第4話】「母との別れ」

新しい街で母との生活がはじまり、約3ヶ月が経ったころ 「ママはね東京に行くから、東京で仕事を頑張ってお家を準備したらすぐに迎えにくるから。」 母から突然別れて暮らすことを言われて、私は戸惑っていた。 「僕はこの家で一人で暮らさないといけないの?」 「ママの友達のお家で待ってて、ママの友達は優しい人だから大丈夫だよ」 母と別れて暮らすことが凄く嫌だったが、真剣に話す母の姿にわがままを言って困らせる事はいけないと思い 「わかった、でも早く迎えにきてね」 と涙目になり

    • 【第3話】「母との生活」

      新しい街での母との二人だけの生活がはじまった。 悲しんではいられない、 早くこの生活に慣れないといけないと子供ながらに思っていた。 母の仕事はホステスだ。 夕方になると母は化粧をはじめだす。 その化粧はいつも母がしている化粧ではなく、何か別人のように見えていた。 私は母を見送るために、いつも母が乗るバス停について行った。 母と手を繋ぎ商店街を歩きバス停まで行くのが私の日課だった。 「将樹、戸締りはきちんとしてから寝るんだよ」 と言って母はバスに乗る。 私はそのバスが

      • 「私の偏差値は45、息子は偏差値65」

        私は勉強が大嫌いで高校も偏差値が低い工業高校に通っていた。 今は分からないが、当時の工業高校は不良や成績が悪い子供が通うような学校だった。 もちろん純粋に機械に興味がある子供もいたが、そんな子供はほんの数パーセント程度で、いわゆる落ちこぼれが行くような高校に通っていた。 そんな私の息子(10歳)は偏差値65だ。 息子は地元では有名な塾に通っている。その塾は成績順にクラス分けをされていて、息子はトップのクラスになっている。 頭が悪い父を持つ子供がなぜ勉強を頑張る子供になっ

        • 【第2話】「母との食事」

          母と私は新幹線に乗り中部地方にある、とある街に向かった。 その街には母の知人がいるらしく、知人に仕事を紹介してもらうためだった。そして、母はその街から少し離れた先にあるお店でホステスとして働く事になった。 所持金が二万円しかなく仕事も無い母は部屋を借りることが難しいため、そのお店のオーナーが持っているアパートの一室を寮として使わせてもらう事になった。 その部屋には家財道具などはない。 不憫に思ったお店のオーナーは布団と炊飯器を与えてくれた。 「将樹、お腹へったね。何か

        【第4話】「母との別れ」

          すぐに出来る夫婦仲を良くする方法とは?

          家事を手伝ってくれない 子育てを私に任せっきり 料理をもっと作ってほしい 文句ばかり言わないでほしい などなど、結婚をして一緒に生活をしてみると夫や妻に不満に思った事はないでしょうか? また夫婦仲が悪いと、子供にも悪影響を及ぼすようです。 今回は「すぐに出来る夫婦仲を良くする方法」を私の実体験を踏まえて話したいと思います。 わたしは過去にどうすれば恋人時代の様に妻を喜ばせ、愛されるようになるんだろうと思っていましたが、この方法を使ってからは妻との関係性がよくなり、気持ち

          すぐに出来る夫婦仲を良くする方法とは?

          【第1話】「母との旅立ち」

          ある駅の新幹線のホーム 母は小さな鞄一つと、六歳になる私の手を繋ぎ新幹線のホームに立っていた。 母のポケットには二万円しか入っていない、母はこの先どうなるのか分からない不安のためなのか今にも泣き出しそうにしている。 私は母の顔を見ることはできず、この先何か大変な事が起きるのではと思いつつ、 母の笑顔を取り戻すために、私は無邪気に新幹線に乗れることを喜ぶように振舞っていた。 「ママ、新幹線に乗ってどこに行くの?」 「これからはね、ママと二人で暮らすんだよ。」 私は何故、

          【第1話】「母との旅立ち」