高エネルギー文明の存続は不確かだ【本の感想】エネルギーの人類史(上・下)
エネルギー、という言葉には様々な側面がある。ある人が「エネルギー」という言葉を口にするとき、それはその人の中での特定の意味でのエネルギーであることが多い。様々の言葉が存在するが、エネルギーという言葉はその中でも、「共通認識が成り立ちにくい」性質の強いものかもしれない。
であるがゆえに、私自身もまた「エネルギー」という言葉を漠然としか捉えてくることができなかった。エネルギーとはなんなのだろう。それは歴史の中でどう扱われて、そして今どのような状況にあり、そしてこれからそれに関して