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採用ピッチ資料を作ってみたら「会社」がよくわかったって話。

こんにちは。助田です。

いよいよ12月が月末となりまして、2019年も残り5日となりましたね。

私事ですが、2020年2月3日に天中殺というよくない時期が過ぎ去るようでして、厄年から大殺界を越えた先に、残っていたラスボスって感じなんで、ぶっ倒して明るい未来を期待しています。

今日は前回のnoteで個人活動SPEC.でお話聞きまっせー、って記事に反応いただいた株式会社ジュニさんで、採用ピッチ資料を作りましたついに完成。

アウトプットもそうなんですが、これを作る過程がとても楽しく、考え方、仮説立てなどもろもろ勉強になり、結果として企業理解がめちゃ進んだので、noteでシェアしようと思います。

企業だったら、新卒社員への研修課題で採用ピッチ資料作ってみてよ、とか、求職者だったら、選考で御社の採用ピッチ資料を勝手に作っちゃいました面接でプレゼンさせて、などでも使えるかもと思ったり。

こちらが5時間/週くらいづつ、オフライン、オンラインでの作業にて、2ヶ月ほどで出来上がった、現時点でがっちり、ばっちりな株式会社ジュニの採用ピッチ資料で、これからPDCAのフェーズです。

そもそも採用ピッチ資料ってなあに?

採用ピッチ資料とは、僕が説明するまででもないですが、その会社の採用方針をまとめて、フルオープンで公開している資料のことを指すようです。

僕は、株式会社ジュニで応援大使として業務支援のお取り組みしてるんですが、一つに採用を強化したいということで、一度、会社の情報を整理する上でも、採用方針をピッチ資料としてまとめましょう、ってことでスタートしました。

上記のHeaR inc.さんのまとめなど参考にさせていただきましたが、採用ピッチ資料を作って公開することで、応募数が上がったよ、とか、Wantedlyの面談数が増えたよ、とか、面接がスムーズになったよ、とかみたいにポジティブな効果があるところもあるようなので、それ期待しています。

1)採用対象を具体的にイメージしてった方針策定。

まず採用対象の属性を絞り込んで、その属性の想定するキャリアパスなど明文化したかったので、ディレクター中心にキャリア相談を約3,000名してきた過去を思い出しながら作業開始。

1)方針策定
2)会社について、組織について、業務について、採用についての枠設計
3)サイト、リリース、SNS、Wantedly、Qiita、会社資料など寄せ集め
4)上記の棚卸しとスライドへの反映

1→2→3→4→3→4(迷ったら1に立ち返る)みたいな手順で進行しています。

・対象属性の絞り込み(年代、性別、現職の状況、未既婚)
・現職はどんな状況でどんな個人的課題があるのか?
・そこで実現できないことはなにか?
・そこではないどこかで実現できそうな環境をジュニが用意できるか?

ざっくり感情設計は本間くんの「Web上の感情設計はタスクフロー設計で決まる。ユーザータスクから設計する広告&サイト設計術」を参考にさせてもらいました。

などから、仮説立てて採用方針を改めて棚卸ししてサマリました。

2)最終的にはサイトマップ風まとめ。コンテンツ枠設計。

できあがった方針を基に、他社の採用ピッチ資料などを参考に伝えたい大項目(タイトル)を設定します。

いろいろ模索をしてみた結果、最終的にはサイトマップの思考で考えるとシンプルだねってことで、ピッチ資料の骨組みとなる情報タイトルを仮置きしてって、欲しい情報のスライドを作成。打ち合わせしながら、その情報を入れ込んでいく作業が基本形としました。

・会社について
・チームについて
・ワークスタイルについて
・採用について

という大項目(タイトル)を設けて、伝えたいコンテンツの順番などをブラッシュアップしています。

結果として、発信したい情報の表現を統一したり、それをサイトやSNS、Wantedlyなどに反映していくことで、統一された研ぎ澄まされた想いをメッセージとして発信していけそうな運用も見えてきました。

3)収集と整理に苦労した情報寄せ集めβ版から完成へ。

Facebookでジュニ代表の岡村さんも書いてましたが、「作る過程で得るものや、考えられることが多かった。」ということで、改めて自分たちを見直し、情報を棚卸ししていくいい機会になったと言ってもらってますし、僕自身、ジュニへの理解がめちゃ進みました。

採用ピッチ資料を作る上で、僕のスタンスは求職者の視点で、これってどういう意味ですか?とか、こんな情報がほしいです、とか要望を出しつつ、企業と求職者を俯瞰的に見る人材紹介業の経験で、β版の資料を作り込みました。

特にワークスタイルの章の言語化に時間がかかりました。

普段、「あたりまえ」だと思っている考え方だったり、環境だったりを「言葉」にして的確に表現していくのって難しいんだろうなあ、って場面は何度もありましたので、第三者としてリードする自分の存在意義も感じました。

最終的に情報としてまとまったβ版を最終的には表現や体裁をジュニ内で整えてもらって、公開リリースという流れになりました。

※β版時に意見をくれた方々、感謝します!

採用ピッチ資料用に撮影した写真を多く使って、新鮮さも出てとてもいいい感じに仕上がっているんではないでしょうか。

人材エージェントに採用要件を伝えときゃいいや、採用メディアに掲載しておきゃいいや、という待ちの姿勢では、今後ますます人が採用しにくくなりますので、採用企業から積極的にアピールしていく必要がありますよね。

採用の攻めの姿勢となる求職者へのラブレターとして、採用ピッチ資料がポジティブに機能してくれることでしょう。

ディレクターにとっても、採用サイトのディレクションをするにあたり、要件定義、設計する際に、参考になりそうなアプローチもありますし、自社の採用を見直すいい機会になると思うので、ぜひみなさんも作ってみてください。採用ピッチ資料。

待ってろ今から本気出す。

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