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りあるマザーファッカーの告白

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”りある”マザーファッカー★ノンフィクション★アルコール依存症克服【出生】1977 年新宿【教育】歌舞伎町・都営団地【中毒経験】アルコール(寛解※通院中)・軽ドラッグ(寛解)・ギ…
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#戸山ハイツ

テキ屋家業

引っ越し小学校5年生の5月頃、念願の都営住宅に当選し、 戸山ハイツ33号棟の最上階14階に引越した。 眺めは最高だ 小学5年生の5月ごろ。 丁度、西向天神のお祭りと引越し日がぶつかって、新居で荷ほどきをしている父親にどうしても祭りに行きたいと伝えた。 大した荷物の量もないのだが時間に追われながら淡々と作業をこなしている不機嫌で余裕のない父親に何度も交渉した。 そして渋々了承した父親にいただいた1000円を握りしめ、少し歩けば歌舞伎町という立地に立つ小学校近くの

まんびき団【中学生編(B)】

昭和のチクらない文化 硬貨偽造だぞ!お前ら!万引よりタチが悪い。 どうする?牢屋に入るか?? いいえ、入りたくありません。 そんなやり取りを中学に入ってすぐに担任に言われ、反省をしたフリをした。 新宿西口でファミカセ窃盗で捕まった友人は、先生から言われた反省文にオレの名前と共に他の悪さも書いてしまっていた。チクリという言葉は友人間ではご法度であったが、不良・ヤンキーからの洗礼をまだ受けていない捕まった彼は素直に全てを吐いてしまった。昔は友人をかばい、自己犠牲の精神

まんびき団【中学生編(A)】

無敵のジャンパー 授業と授業の合間、黒板にリアルでグロいナニの絵を枠からはみ出すぐらい大きく描き、女子の目線をかっさらう友人は<無敵のジャンパー>で狙った獲物を逃さなかった。 漫画レイプマン(今では考えられないタイトル)が大好きな<カラテマン>はエロに対してオープンだった。小学校の時、エロ要素をひた隠しにしてきた自分にとっては衝撃的で、新鮮で、とにかく誰も傷つけない笑いが大好きだった。オレはやっちまっているし、ひたすらしごきまくっている時期だったが、ムッツリではないエロ