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「限界」と「可能性」を感じた一年。

早いもので、もう2023年が終わりを迎えようとしています。
とりわけプロレス業界に年末年始も関係ない感はありますが、世間の年の瀬感を肌で感じながらも仕事のテンションを維持していくのは難しいと感じる部分もあるわけで。

個人的にも、否、組織としても2023年は成長を感じた一年でした。

5.16初の後楽園ホール公演。770名動員。

とにもかくにも、PPPTOKYOとして後楽園ホール公演を実現出来た事が大きいです。旗揚げから3年と少し。完全手弁当団体として、この場所まで辿り着けたことは、大きな自信に繋がりました。
観衆も平日で800名近くを動員することが出来ましたが、超満員と言える入りではなかったことに課題と悔しさを感じた次第でもあります。

一つの答え。

さらにPPPTOKYOとしては年始の大阪初進出や年末の横浜初進出と、地方都市展開も一歩ずつ進む事が出来ました。

1月大阪公演。超満員。
11月横浜公演。健闘するも様々な事を学ぶ。

客観的にみた時に「成長」を感じる一年に見えたかと思いますが、同時にそれは自分自身のとっての「限界」を感じた一年でもあったという事を、このnoteでは綴っていきたいと思います。

■自身の適正について

餅は餅屋。とは言ったもので、人間誰しも適正=スペシャリティがあるものです。
とりわけ自分においては特に「プロデューサー」「企画屋」「構成作家」といったクリエイティブな側面において改めて自信を持てる一年になりました。
所属選手のプロデュース、興行の企画とプロデュース及びプロモーション。この辺りは結果を出し続ける事が出来た一年だと感じています。

タレントプロデュース、お任せ下さい。

一方で「経営者」としての素養は不十分だと反省する部分も多く、
弱音ではないですが、PPPTOKYOというコンテンツは経営のプロの下で自分が総合プロデューサーとして組み立てをして発信を続ける事で、真の意味で世の中にバズを生み出せるのでは!?と日々思っていたりもします。

それが近い将来そうなるのか、はたまた自分自身が今から非凡なる経営センスを発揮して大化けするか、真実は神のみぞ知り得るかもしれません。
ひとまず、人生はこの瞬間も、そして明日からも続くわけで。

■イベント型プロレス興行の限界と可能性

我々のような手弁当型プロレス団体において、後楽園ホール進出というのは一つの終着点であると感じています。
それは同時にイベント型プロレス興行のロールモデルを今一度再考するタイミングでもありました。
おそらく、全精力と凄まじい情熱をかけてTDCホールや両国国技館といった大会場に進出することは可能だと思っています。
しかしながらそこでビジネスとしてマネタイズ出来るかといえば、はっきり言って新宿FACEで興行を積み重ねた方が黒字幅は増えると読んでいます。

興行ビジネスは奥が深い。

実はここの転換がイベント型プロレス興行からコンテンツ型プロレス興行への最大の転換期でもあり、会社組織としても転換するタイミングなのだと感じています。2009年、DDTプロレスリングが初の両国国技館大会を成功させたのがまさにこの転換期なのではと、歴史を振り返りながら学びを得ているところです。

我々はまだこのステージに立ってはいないし、何よりも後述のマンパワーにおいてそこに立てる資格もないわけで。
しかしながら、九州プロレスさんのような団体運営方法などを勉強させていただくと、コンテンツ型プロレス興行に振り切らなくても団体経営を成功させる道筋はあるのだと勉強させていただいています。

同時に地域密着型のプロサッカーチームなどの経営スタイルを学ぶことで、
ある種我々にとって「新宿発」というブランディングの中で見出せる活路があるのではと、2024年を見据えて思慮を深めている部分もあります。

■真の組織力…人数×スター性、説。

興行ビジネスを重ねていく上で、やはり演者=選手の数というのは絶対的に多い方が強いと思っていました。それは変わらぬ真理である一方で、絶対数が多ければその分コンテンツの内容で整合性が取れなくなるという事態にも陥ります。
PPPTOKYOは所属選手5名と非常に少人数の組織であり、本音を言えばもっとメンバーが増えて欲しいと切に願っています。
※練習生は随時募集しております。

その一方で、選手という立場に限定せずに「PPPガールズ」や「PPPエンジェルズ」といった出演キャストいう枠組みを設けたことはコンテンツとしては強みだとも感じています。
そこに紐付くファンの方々も増えてくるわけで。

そんなキャストメンバーとも日頃から生で会えるBARも始めました。
飲食事業もコツコツと。新宿三丁目でお待ちしております。それはそれとして。

新宿三丁目『LittleParty』
お待ちしております!

話を戻すと、絶対的な数が正義である一方で発想の転換をすれば、一人あたりのスター性を高めていくことで組織力は強まるということにも気づける一年でした。
それは、ちゃんよたの多方面での活躍や、胸毛ニキ•八須のBREAKINGDOWNでの活躍などから特段学べた考えでもあります。
そういった個々人のタレント性を伸ばす組織である、という強みこそがPPPTOKYOの最大の特徴でもあるわけで。
個々人のタレント性を伸ばして才能を開花させるノウハウは、個人的にはかなりの叡智が集約出来てきた感はあります。
いずれはこの能力を買ってくれる方々とも仕事がしたいと切に思っています。
それはそれとして。

バズるプロモーション。お任せ下さい。


そんなこんなで、可能性としては組織力であったりスター性であったりを感じつつも、限界として絶対的なマンパワーが課題にある現状です。
同時にスタッフワーク、仕事を棚卸しした際の各セクションをそれぞれ担える人材も欲している状況です。

■まとめ

思いの外、長くなってしまいました。
今年の学びを振り返りつつ、自分自身や組織を俯瞰して振り返ってみました。
来年の展望ももちろんあるわけですが、
特に自身の人生におけるファイトスタイルを変化させなければいけない事を急務としたいとも考えています。
このことについては次回の記事でも。

年内まだまだやるべきタスク盛り沢山。
生きれば生きる程、月日が経つのが早すぎる。

というわけで、皆様体調にはお気をつけて。
良いお年をお迎えください!

新春闘いはじめ。お待ちしてます!

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