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今だからこそ”正解のない問題を解く力”

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このマガジンは、以前に公開したマガジン「正解のない問題を解く力」の再掲となります。 新たな試みとして、毎回の記事の冒頭に、お伝えしたい内容を【ポイント】として書き足しました。 ビ…
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記事一覧

概念化の流れがわかれば鍛錬できる(1/2)

【ポイント】概念化ではまず「概念モデル」を作成し、これを使って全体を俯瞰する。 構造化の…

masaki_ura
2日前
37

「正しいことを言えば理解してくれる」は今や通用しない(2/2)

【ポイント】ビジネスの世界では「言ってなんぼ」ではなく「伝わってなんぼ」である。これに気…

masaki_ura
2週間前
73

「正しいことを言えば理解してくれる」は今や通用しない(1/2)

【ポイント】「正しいことを言っているのに、皆が理解してくれない」は自分の未熟さを周囲に訴…

masaki_ura
1か月前
89

切れ者は、マトリックスで具体と概念を行き来する

【ポイント】3つある構造化パターンのうち「マトリックス型」は、物事を具体と概念の両面から…

masaki_ura
1か月前
63

具体と概念の両面から考えることが成果につながる(2/2)

【ポイント】多くの人たちは、具体的に考えるのは得意だが、概念的に全体像を描いたり、全体像…

masaki_ura
1か月前
56

具体と概念の両面から考えることが成果につながる(1/2)

【ポイント】概念化では、物事を軸の両面から捉えることで理解を深める。「具体 vs 概念」の両…

masaki_ura
2か月前
81

正解のない問題を解くための最初の一歩はキーワード探しだ

【ポイント】キーワードを拾い上げることは概念化の第一歩だが、これに苦手意識を持つ人は多い。 キーワードは「連想ゲーム」感覚で増やすことができる。キーワードをひとつ見つけたら、その上下、左右に連なる言葉を連想してみる。 左右では、並列関係にある言葉を連想する。上下では、従属関係にある言葉を連想する。それだけで、数えるほどだったキーワードが数倍に膨れ上がる。 キーワードが増えれば概念化の幅は広がり、深さも増す。これが、全体像の把握へとつながる。 以前にも取り上げましたが、

顧客目線で、競争優位性を構造化する(2/2)

【ポイント】ビジネスの議論でKBF(=KBF:Key Buying Factor)を引き出したいが、これがなか…

masaki_ura
3か月前
98

顧客目線で、競争優位性を構造化する(1/2)

【ポイント】ビジネスの議論では、検討メンバーを巧みな質問で誘導してKBF(=KBF:Key Buying…

masaki_ura
3か月前
82

顧客目線と時間軸で競争優位性を考える

【ポイント】競争優位性の議論では、「差別化要因」「KBF(Key Buying Factors)」「コア・コ…

masaki_ura
4か月前
69

自分を磨きたいなら、反論する相手に対して「あの人はなぜそんなことを言うのか」を考…

【ポイント】反論する人をイラっとして無視する人がいるが、それはもったいない。意見の相違は…

masaki_ura
4か月前
97

現状を変えたいなら上流に切り込もう(上流の失敗を下流では補いきれない)

【ポイント】物事は兎角、下流よりも上流の方が重要である。上流でやるべきことをやらずに、下…

masaki_ura
5か月前
84

構造化で正解のない問題を解く 「構造化の3つの基本形」

【ポイント】構造化にはツリー型、マトリックス型、フロー型という3つの基本形がある。複雑に…

masaki_ura
5か月前
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共感力はビジネスを動かすが、概念化できない人には無理がある(2/2)

【ポイント】共感とは、自分が創り上げた概念を相手の中に移植する作業である。つまり、概念化する力のない人が周囲の共感を得ることは簡単ではない。 合意形成するには自分の意見をきちんと概念化できるスキルを身に付けなければならない。 概念化とは、考え方の枠組みや結論に至ったロジックなど、物事を構成する要素の相関関係を構造化し、それを図表や言葉で表現することである。 前回の内容を簡単に振り返ります。 前回は、正しいことを正しく理解してもらうのはとても難しいという話をしました。