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計画の技術  私たちには計画力が不足している

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私は2013年に計画の本(「実行に効く」計画の技術)を著しました。 あれから6年、いまだにビジネスコンサルタントを続けている私ですが、計画力で多くのお客様の課題を解決し、お客様の… もっと読む
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#ビジネス

計画は大事だが、未来を決めるのは計画ではなく目標設定だ [目標設定の原則](4)

4回目の今回は目標設定の話の最終回です。 トップダウン型で目標設定する場合の具体例を、目標…

masaki_ura
3年前
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計画は大事だが、未来を決めるのは計画ではなく目標設定だ [目標設定の原則](2)

今回は目標設定の話の続きです。 「パフォーマンスを向上したいなら計画よりも目標設定のあり…

masaki_ura
3年前
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計画は大事だが、未来を決めるのは計画ではなく目標設定だ [目標設定の原則](1)

事業運営やプロジェクト運営に限らず、私たちの身の回りのたいていのことにおいて、計画は大切…

masaki_ura
3年前
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「忙しすぎて計画どころではない」という状況を打ち破るには計画するしかない

以前にも書きましたが、計画に対する様々な誤解が計画軽視を招きます。ところが、計画が定着し…

masaki_ura
4年前
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計画者の出鼻をくじくのは、周囲の“有りがち”な誤解だった (2)

今回は、前回の続きです。 計画軽視の背景には、計画に対するさまざまな誤解があります。今回…

masaki_ura
4年前
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計画者の出鼻をくじくのは、周囲の“有りがち”な誤解だった (1)

価値を生み出すのは “実行”、つまり実行段階ですが、きちんと実行して目標を達成するには “…

masaki_ura
4年前
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計画する目的を明らかにして “計画への迷い” を振り払え! 私の場合は “今のイメージのままでゴールを達成できるのか” を判断すること (2)

さて、前回は計画の目的について共有しました。 私の考える「計画の目的」はこうでした。 「今のイメージのまま進めていて、私たちは、果たしてゴールを達成できるのか?」という問い掛けに、納得いく答えを導き出すこと 今回はその続きです。 私は自身の経験をもとに、さらに具体的に考えてみました。 かつて、こんなことがありました。 [ケース1] そのときは1時間で計画を完成しなければなりませんでした。 プロジェクトリーダーは、いつも通りに詳細に作業を洗い出し、それらの作業ひとつひ

計画する目的を明らかにして “計画への迷い” を振り払え! 私の場合は “今のイメ…

私はいま、ある組織の計画力向上に全力で取り組んでいます。そんな日々の中でいつも頭にあるの…

masaki_ura
4年前
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[計画の技術]想像する(imagine) ~ 情報不足を想像で補うからこそ計画になる ~

私は計画のポイントを「ODISQ(オーディスク)」と表現します。 O  俯瞰する(overlook) …

masaki_ura
4年前
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[番外編] 本を書いた経験のある私が “note” にはまっている理由

隔週で計画力についての記事を書いている私ですが、今回は番外編として、私が “note” を続け…

masaki_ura
4年前
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計画できない人たちの「問題が顕在化しない」という課題は、計画できるようになったこ…

ずいぶん前のことになりますが、そのITシステムインテグレーターは事業運営に苦戦していました…

masaki_ura
4年前
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「計画力を活かす」という観点から組織の問題解決能力成熟度モデルを考えてみた

私が「計画」に向き合うきっかけになったのは、二十数年前のアルテミス・インターナショナル日…

masaki_ura
4年前
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[計画の技術]俯瞰する(Overlook) ~全体俯瞰を欠いた計画には抜けが多く実行段階…

私は計画のポイントを「ODISQ(オーディスク)」と表現します。 O  俯瞰する(overlook) …

masaki_ura
4年前
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「できるんじゃないか」というポジティブなひと言が、現場の計画力を育む

議の場でよく耳にする言葉があります。 「できないんじゃないか」 このひと言が参加者全員を意気消沈させます。 計画の弱点を突くこのひと言が可能性を潰すのです。意見を否定された計画者は言葉を失い、心の中で「参りました」とつぶやきます。 あるプロジェクト進捗会議の場で、こんなやりとりがありました。 プロマネ「お客様の意識を変えなければ仕様変更は続きます。今のままでは納期に間に合わなくなります」 幹部  「お客様の意識を変えるなんて、無理に決まっているだろ。そんな話を切り出し