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25. 三月中旬。終に人革連は全ての軍事勢力を平定し、日本を再び一つにまとめ上げ…
18. ――21時15分、沖縄、嘉手納基地―― 本部棟の通信室には黒離島攻撃部隊…
第2楽章 カミの統合そして見惑羽ばたけ 大空に 駆け抜けたまえ 明日の日に向かって さすれば…
10. 西日が窓から赤い光を射る頃、由玖斗は食堂に置かれたテレビを食い入るように…
6. ――新潟県 佐渡島南部 佐渡島基地―― まだ残暑の残る9月であった。日本…
3. 葛西瑞貴(かさいみずき)は数奇な運命を背負っていた。 彼は、足の不自由な娘…
第一楽章 「紺碧の手垢=ストイケイア」 「青い春かぁ。昔の人も詩人だね」 「果たして春が青いのか、それとも春だから青いのか」 「どういう事だい、ユナ?」 「うん。例えば花弁にデルフィニジンを蓄積させられれば、伝説の青い薔薇が生まれるんだ。もちろん春を憂えた人間の手によってね」 「それがユナにとっての青春?」 「そう。サイにとっての青春は?」 「・・・空腹感、かなぁ」 1. ――命篤15年―― 開戦より三年。同盟三国に対し、イギリス・アメリカの物資援助など後方支援
この小説は僕が16歳だった頃に、凡そ1年ほどかけて書いたものです。当時流行っていた映画…