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植物が緑色をしているワケ

植物の殆どが緑色をしているのはどうしてでしょう?

植物が太陽の光エネルギーを使って二酸化炭素と水から栄養素をつくっていることはよく知られていますが、その時、主に赤外線周辺と紫外線周辺の光エネルギーを使って光合成をし、緑色付近の光エネルギーは反射していると言われています。
 その結果、植物は緑色に見えるのですが、これでは少々効率が悪いのではないでしょうか。太陽の光エネルギー全てを吸収する方が効率は良い筈です。

 そうしない理由を動物の方から考えてみるのはどうでしょう。
全てのエネルギーを植物が吸収しているとなると植物は黒色をしている事になり、赤い実を見てもいまの様に美味しそうに見えない筈です。
花を咲かせても薄気味悪くて気持ちはワクワクしないのではないでしょうか。

植物は動物の事を意識していて敢えて、緑色のエネルギーを捨てているのではないでしょうか。
そのおかげで、緑色の植物を見ると心が安らぎ、その中にある赤やオレンジ色の実を見ると美味しそうに感じ、花を見るとワクワクして思わず近づいて触ってしまいます。
おまけに心地の良い香りや甘い蜜まで出して誘って来ます。

これは全て植物が考え出した生き残りの戦略に我々動物がはまっていると思われます。よく言えば、必要な物が欲しければ100パーセント取るのではなく周りの動物にも分け与えて一緒に生きていこうとしている様に思えます。

その方が楽しく豊かで美しい世界になるのではないでしょうか。
人間が今一番、植物から学ぶとすればこの辺りの事のように思えます。

南阿蘇村2


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