なぜ英語でYEN?
円はカタカナで「エン」
なのに、英語では"YEN"
これっておかしいとは思いませんか?
学校で習ったローマ字読みなら、"EN"となるはずです。
この余計な"Y"はどこから来たのでしょう?
実はこの"YEN"表記は19世紀から続いているのです。
1872年(明治5年)に政府が発行した「明治通宝」の時からすべて"YEN"と書かれています。
鬼滅の刃の時代より前から続いているとは、ものすごく長い慣例ですよね。
YEN表記である理由ですが、複数の説があります。
発音
外国人にとって正確に「エン」と発音するのは難しいようです。むしろ、「イン」という音になり、それなら"YEN”の方がっぽいよね、とつけられたのこと。
外国語の語句との区別
"EN"は汎用性の高い文字列で、色んな外国語に出てきます。
例えばオランダ語の「~と」
スペイン語とフランス語の「~の中に」
それと混ざってしまうと面倒なので、"YEN"にしたとのこと。
中国の「圓」から
中国の元紙幣には圓(YUAN、ユアン)と書かれていました。
この圓は円の旧字体で、1930年から1946年まで発行されていた100円札ではこの、「圓」が使用されていました。
このYUANが、YENに変わったのではないか、と唱える説もあるそうです。
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