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「リズムを合わせるのが大変ですね」って言わないで

こないだ横浜でボートを漕いできた。
この1週間職場でそのことを言うと、
「ボートってリズム合わせて漕がなきゃだよね」
と言われる。

もちろんそうなのだが、
「せーの、せーのって感じでしょ?」
と知ったかぶりされると何故かイラッとする。

「夏は涼しくて良いよね。水辺で」
と言われることもある。

知らない人からしたらそうなのだろう。
ボートの切実さは何故か伝わらず、コミカルでポップなボート像を共有される。

何故かマイナー競技というと、熱くて、必死にやってるというイメージを持ってもらいにくい。

ボート競技は「リズムを合わせてー、せーの、せーの」なんて生ぬるいもんじゃない。
即興でやる、運動会の二人三脚じゃあるまいし。

そして夏は水飛沫が飛んできて、「きゃー、涼しいー、楽しいー」みたいなそんな雰囲気ではない。断じて。

でも何故かそれは伝わらない。

あまり日本で知られていないと言うだけで、それぞれの戦いがあるのに。
「リズムを合わせるのが大変ですね」と言わないで欲しい。

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