時間の無駄で結構
ちょっと疲れているかなと思って早めに寝る準備を済ませる。
いつもより早めに部屋の電気を消すと、
「あれ、今日ってもうこれで終わり?」と焦りとも不安とも言えないなんとも微妙な気持ちに苛まれることがある。
本を開いたり、動画を見たりして夜が深くなっていく。
回復には寝ることが一番だ。でも寝るために生きているわけじゃない。
毎日の隙間に緊張から解放されてほっこりする瞬間のことを自分は幸せだと感じる。
それを積み重ねたからって何かを成し遂げられるわけではない。でも、全てのほっこりする時間のチャンスを、次の緊張する時の備えに回してしまうのはもったいない気がする。
時間の無駄遣い。
結構だ。
日がな一日ぼーっとするために、平日頑張ったのだ。
ランダムに流れてくる猫の動画を見るために、食べるものを決められず14時過ぎに昼ごはんを食べるために、ジムに行こうと思って結局昼寝するために、そんなしまりのない時間を罪悪感と無縁に謳歌するために、いろんな嫌なことを我慢したのだ。
時間の無駄で結構だ。それが自分の幸せなら。
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