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3連休の1日目の夜

ずっと先の未来だと思っていたけれど、とうとう30歳が見えてきた。あと1年とちょっとすれば、自分も30歳になる。

あるあるかもしれないが「思ってた30歳と違う」
じゃあどういう風に想像していたのかと言われても、パッと具体的には思いつかないのだが、圧倒的に違うのは「自分はこれで生きていくんだ」というものを確立してない点だ。

小さい頃に思い描いていたのは、自分の道みたいなものを確立して、あとはこれを極めていくんだと腹が座っている30歳だった。

一軒家のようにどっしりした土台の上に、骨組みが出来ていて、あとはこれに床とか壁とか屋根が付け加えられる。
40代、50代になれば、内装や庭なんかにも興味が出てきて、より一層その家はおしゃれになっていく。

でも今の自分はどうだろうか。
自分を家に例えるなら、仮住まいを転々としている気がする。
いやそれどころかテントのような布で仕切られただけのものを、家と称して、なんとか凌いでいるみたいだ。
それは地面の硬さをはっきり感じるし、雨の音がはっきり聞こえる。風が吹けば飛ばされやしないだろうかと日々怯えながら生きているみたいだ。
とにかく早く自分の土台を。と思ってもなかなかそれって難しいことなんだなと、日々痛感する。

まぁでも人生が100年と言われているのだ。

100年だとすると大体3連休の1日目の夜に該当する。
まだまだ臆することはないのではないだろうかと、自分に言い聞かせている。

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