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夢の中

朝が来ると、仕事が始まる。
「お前が選んで勤めてるんだろ」
と自分を責めるのはこの際よしておこう。

最初の目覚ましは止めて、そこから細かくかけたスヌーズの音が鳴らないよう祈る。
布団の中で強張って始まる一日。

会社に行ってしまえば、なんとか仕事をこなすことができる。そんで、ドッと疲れて帰ってくる。

「主体性がない。被害者ぶるな」
誰かの声がした。今は無視しようと思う。

とにかく避難が先決だ。
週末になれば、色々マシになるだろう。
きっと、きっと。

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