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「自分の成り行き」が信仰対象(やる気と感謝について)

「やる気はやり出してからしか生まれない」と聞く。やる気という脳の働きは、実際にその物事に取り組み出してから湧くらしい。
例えば勉強なんかでも、やる前には「めんどくさ」と思っていても、実際やり始めると軌道に乗ってきたりする。自分の実体験としてもそうだ。

年末年始になり、人事異動の季節になる。
異動するお世話になった方へ寄せ書きをプレゼントすることになった。

書く前は、何を書こうかとか、失礼にならないようにしないと、とか、色々と懸念ばかり浮かんで、なかなか書くのが難しいのかなと思っていたが、いざ書き始めると案外すらすらと筆は進んだ。

やる気は勉強し始めてから生まれることと同じで、感謝もいざ始めると溢れてくるのかもしれない。

1日に一度、あるいは数回決まった時間にお祈りのタイミングを持つ信仰がある。
そういうのもきっと目を閉じて信仰対象に向き合うなかで、自然と感謝とかが浮かんでくるのだろうな。
日本だと宗教と聞くと、少しネガティヴな語られ方をすることが多いと思うが、単純にやっていることは1日に数回、「ありがとう」と何か大いなる対象に向かって感謝するということなら、そんなに怖いものではないだろうし、毎日必ず感謝の気持ちが湧くのは良いことだと思う。

神を信仰するとなるとハードルは高いが、1日に決まった回数「自分の人生の成り行き」に感謝するのはどうだろうか。

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