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チームのために②

チームに貢献する。チームのために動く。チームのために。馬木さんが来てから何度も僕たちに語りかけている言葉です。本当の意味で今のチームのために行動できている人はいますか?僕の講義した内容を理解し、積極的に班活動に取り組んでいますか?僕の目からはそうでない人が多いように見えます。

チームの目的をはっきりさせる。

前の記事で、目標とは「目的を達成するための手段」と表現しました。これを関大テニス部に置き換えると、

「世界で活躍する人材育成」のために「王座優勝」を成し遂げる。??

となります。なんだか抽象的でよく分かりませんね。目的をはっきりさせていないから、「王座優勝」という明確な目標のみをみんなが追いかけているのだと思います。

世界で活躍する人材育成とは?

世界で活躍する人材とは具体的には誰を指すのでしょうか。テニスだと錦織圭、ロジャーフェデラー。サッカーだと本田圭佑、リオネルメッシ。スポーツ以外にも、ソフトバンクの孫正義社長、俳優のジョニーデップ。スポーツ、メディア、経済など領域は様々ですが、世界で活躍する彼らには共通点があります。それは「人の心を動かす」ということです。僕たちはスポーツ観戦で盛り上がり、映画やドラマを見て感動したりします。孫正義社長もソフトバンクの原点は人を笑顔にすることだと話しています。

     世界で活躍する人材=人々の心を動かす人

つまり、関大テニス部の活動目的は人々の心を動かす人になること、そのための手段として王座優勝があります。王座優勝はあくまで通過点に過ぎません。そういう意味では目標は通過点だとも言えるかもしれません。

では現状のまま、仮に王座優勝したとして、部員全員が人の心を動かす人になれているかどうか、これはかなり疑問が残ります。今のチームでは、試合に出ていない選手は心の底から喜べないかもしれません。そうなると、試合に出た選手は一番身近なチームメイトの心も動かせていないことになります。これでは目的と目標が逆転していることになります。

◉マインドを変える

普段、リーグメンバーとして試合に出ている選手は出ていない選手に対して、何をしていますか?逆に、試合に出ていない選手は出ている選手に何ができていますか?リーグの時だけ1つにまとまったような気になって、普段は他人事のような関係にはなっていませんか?

「共に戦う人の原動力であり続ける」

共に闘う人とは(自分と)共に闘う人のことです。具体的には、まずチーム内のメンバーが共通していえます。そして187人の個人個人に共に闘う人がいて、その人たち全員が関学サッカー部の共に闘う人です。
原動力になるとは、共に闘う人に「俺も頑張らなきゃ」と思ってもらえるような姿勢や行動のことを指します。

これは去年の関西学院大学サッカー部のチーム目的です。前主将、藤原さんのブログの記事より引用させていただきました。最後にURLを貼っておくのでぜひ読んでみてください。

試合に出ている選手も、出ていない選手もお互いがお互いの原動力となれるように行動してみませんか?
チーム全員がこのマインドで行動し、王座優勝を成し遂げた時に、僕たちは人の心を動かす人になれると思います。

関大テニス部だけでなく、大学テニス部は他の競技の体育会に比べて人数は少ないと思います。人数が少ないからこそ、1人の行動が良くも悪くもチームに大きく影響します。今からでも間に合います。「共に戦う人の原動力であり続ける」組織になりましょう!

最後に

ここまでチームの中の個人のマインドを変える必要性について書いてきました。関大テニス部という組織の目的は世界で活躍する人材になることではなく、「世界で活躍する人材育成」です。つまり、関大テニス部は「人々の心を動かす人」を育成する組織でなければいけません。

現幹部やこれから幹部になるみんなに考えて欲しいことは、どうすればそんな組織になれるか、です。僕たちは10年後、20年後の具体的なビジョンを持った行動を起こさなくてはいけないし、後輩たちにもそのビジョンを共有した上で今後の活動を行う必要があります。

そのビジョンはこれからみんなと話さなくてはいけないことだし、後輩だろうと関係なく意見があれば言って欲しいです。
ただ4年間をテニスのみに費やすのは時間の無駄です。1人1人が思考し続け、成長し続ける組織を作っていきましょう。

関西学院大学サッカー部前主将
藤原樹さんの記事
https://note.mu/tfujihara/n/n79ab6daee556

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