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ナインティナイン

1月20日に雑誌『SWITCH』が発売された。
前号に引き続き、吉本興業創業 110 周年を記念した特別編集号である。

僕は、前回に引き続き、インタビュアーとして携わらせていただいた。多くの芸人さんにお話を聞けて貴重な経験になったし、こんな素敵な仕事ができて、本当にありがたかった。

お話を聞いた芸人みなさんに思い入れがあるが、特に僕は学生時代からナインティナインさんが好きで、お笑いにのめりこんだので、おふたりにインタビューできたことが感慨深かった。

インタビュー中は、もちろん仕事モードではあったし、「いいエピソードや素敵なお話を引き出したい」、「お笑いファン、ナイナイファンの方々に喜んでいただきたい」という一心で話を聞いていたので「やったぜー!」とテンションが上がっていたわけではない。むしろいつものように緊張感をもって、しっかり用意をして臨んだ。

ただ、誌面で自分の名前とナインティナインさんの名前が並んでいると、やっぱりグッとくるものはある。

僕とナインティナインさんの出会いは小学生とか中学生のときだったろうか。『めちゃモテ』や『めちゃイケ』あたりに認識したと思う。

SMAPライブ、広末涼子さんの代わりに出た『かくし芸大会』の衝撃。『ライオンキング』、『岡女』……レギュラー放送を含め、とにかく毎回腹がちぎれるくらい笑っていた。

それだけじゃない。僕は学生時代は明るくて、クラスでも目立つタイプだったと思うが、昔から友だちと遊ぶのが苦手というか。。明るいのに壁を作ってしまうわけのわからない子供だった。

だから土日はほとんど家に引きこもっていた。そこでいつも見ていたのが『めちゃイケ』をはじめ、ナイナイさんが出演した番組の神回のビデオ。本当に飽きもせずに何回も観ていた。高校に入ってからは、『ナインティナインのオールナイトニッポン』を聴くようになって、さらにのめりこんでいった。

ナイナイさんには本当に助けてもらった。。家族で本当にいろいろあったときも、ナイナイさんの番組を見てたら心が落ち着いたし、ずっと笑いで救ってくれたし、友だちみたいに寄り添ってくれた。

大人になってもナイナイさんが好きなのは変わらなかった。僕の人生にはずっとナインティナインがいる。相変わらずラジオも聴き続けているし、番組も拝見している。

この仕事をするようになって約10年。その間にも、インタビューや会見などで接する機会はあったけど、サシで話ができたのは今回初めてだった。今の仕事をやる際、目標として掲げていたことだったので、達成感もある。

あまり裏の話をするのはよくないと思うが、本当におふたりとも優しくて、気遣ってくださって、楽しくインタビューができた。この仕事を選んで本当によかったと思った。

インタビューの内容は、ぜひ誌面でご覧いただきたいです。ほかにも、たくさんの素敵な芸人さんが出ていて、面白い話がたくさん載っています。前編、後編ともに永久保存版です。


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