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遠隔地勤務者が実践するウェルビーイング

イントロ
近年、地方でのリモート勤務が増え、働き方の選択肢が広がっています。
一方で、地方で働くリモート勤務者のウェルビーイング(心身の健康と幸福)についてはあまり取り上げられることがありませんでした。
今回のウェルビーイング活動レポートではコインチェックにおいて遠隔地勤務で従事しているプロダクト開発運用部 / CRE グループの小坂さんにインタビューを行い、どのようにウェルビーイングを確保しているのか、そして働き方の多様性についてウェルビーインググループの浜田がご紹介します。

自己紹介をお願いします。

【小坂】
プロダクト開発運用部 CRE グループ小坂です。2022年の7月からコインチェックに入社しました。長野県在住での遠隔地勤務をしています。

遠隔地勤務のメリットとウェルビーイング

地方での働き方を選ぶ理由について教えてください。

【小坂】
学生時代に関東でインターンをした経験もありましたが、気候が自分に合っていないように感じました。育った土地の気候や環境の方が心身ともに良いと考え、慣れ親しんだ土地で仕事をしています。

地方での生活の利点とウェルビーイングへの影響について教えて下さい。

【小坂】
都会で暮らしている知人からは通勤時の満員電車が大変だと聞いてますが、地方やフルリモートだとそういった悩みがないのが良い点ですね。
あとは家の周りが自然豊かなので、お昼休みに散歩をするだけでも自然を浴びて手軽にリフレッシュができています。

自然環境がウェルビーイングに与える効果ってあると思いますか?

【小坂】
一般的に「大自然でリフレッシュ」とはよく言われますし、実際にそういう効果はあると思います。
ただ個人的には、結局「自分に合っているか」が一番重要だと思いますね。地元の自然環境は素晴らしいですが、都会のように多くの人と出会って刺激をもらうことは難しいです。どちらが心地いいかは人それぞれで、私の場合は今の暮らしが性に合っている、というだけですかね。

リモート勤務とワークライフバランス

リモート勤務者がワークライフバランスを実現するための方法や秘訣ってありますか?

【小坂】
リモート勤務だとある意味いつでも仕事が出来てしまうので、退勤後や休日にもつい仕事が気になってしまうことがあります。オン・オフを切り替える方法を見つけるのが大切だと感じました。私の場合は、業務用のキーボードを引き出しに片付けることで気持ちを切り替えています。

自己管理や効果的な時間管理をするためのヒントや戦略についてのアドバイスをください。

【小坂】
時間を柔軟に調整できるからこそ、意図的に集中時間を確保しないと細切れになってしまいがちですね。また、集中できる時間と空間を作るためには、家族に理解してもらうことも重要です。集中したい時間と、逆に調整可能な時間を伝えて相談しながらやっていければベストかなと思います。

地方コミュニティとの関わり

地方でのリモート勤務者の地域のコミュニティへの参加や関わり方について教えてください。

【小坂】
ご近所付き合いや地域行事への参加はそれなりにありますね。野菜やハチミツを交換したり、地域の祭りを手伝ったりしています。今の職場は柔軟な勤務が可能なので、比較的無理なく参加出来ています。

地方コミュニティとの交流がリモート勤務者のウェルビーイングに与える影響はどんなものがあるのでしょうか?

【小坂】
私はあまり積極的に地域活動をするタイプではありません。ただ、所属するコミュニティの選択肢が増えるのは良いことだと思っています。
大人になると家と職場以外のコミュニティを探すのはなかなか難しいですが、地域活動は参加しやすいので、無理せず気楽にやっています。

 ウェルビーイング向上のためのアドバイス

リモート勤務者がストレスを軽減するために行っている心身のケア方法や習慣についての具体例を教えてください。

【小坂】
通勤がないこともあって時間の調整がしやすいので、小休憩で散歩をしたり早めに退勤したりしてこまめにリフレッシュ出来ています。ただ、やはり運動不足にはなりますね。その点については試行錯誤中です……。

遠隔地勤務や地方での働き方を選択する上での課題などあれば聞かせてください。

【小坂】
地方は仕事が圧倒的に少ないです。IT業界の求人数で見ても、都会では数十件あるような条件の求人が、地方だと2、3件しかありません。選択肢が少ないので、自分のスキルとマッチしてなかったり、給与待遇がそぐわなかったり……。
近年は遠隔地勤務が可能な企業が増えて、地方にいながら東京基準で働くという選択肢ができたので、とてもありがたいです。

最後に、小坂さんが目指すウェルビーイングな状態とはどのような状態でしょうか?

【小坂】
結局「自分に合っている状態」のことだと思います。私は地方の環境が快適ですが、都会の方が便利で快適という人も多いでしょうし、年齢やライフステージの変化で快適な環境も変わります。
大自然がある田舎がいいとか、色々な人が集まる都会がいいとか、万人に共通するひとつの結論があるわけではなくて、それぞれが自分に合った環境を選べる、そういう選択肢のある働き方がウェルビーイングなのかなと思っています。


"自身が地方での生活が自分に合っているだけで、みなさんそれぞれに合った環境があるはず"納得感のある言葉であり、大きく頷く方も多いのではないでしょうか。一人一人にあった仕事環境とライフスタイルが尊重される社会でありたいですね。

遠隔地勤務のメリットとウェルビーイングについてお話を聞かせていただきありがとうございました!コインチェックではリモート勤務や短時間正社員制度など、多様性のある働き方の推進を進めています。コインチェックのカルチャーブックはこちら。次回のウェルビーイング活動レポートも楽しみにお待ちください!



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