見出し画像

真夏のベランダ育成は要注意

2024年7月下旬。
アパートのベランダで育成しているグラキリスと恵比寿笑いがダメージを受けた。


グラキリス

一見問題なさそうに見えるこの株。


シワが入っており、指で押すと凹む。

水やりは週に1度で、用土も乾きやすい配合にしている。
株にグラつきはないので、根腐れの可能性は低いと思う。

今年(2024年)の夏前に発根したばかりなので、日光(遮光20%程度)に耐えられなかったのかなと思ったが、別の理由の可能性が高いことがわかった。
それは、温度

僕はアパートのベランダで育成している。
サーキュレーターは設置せず、自然の風に任せている環境。
ベランダは構造上、風の通りが悪く熱がこもりやすい。
そこに室外機の温風も加わると、日中は45度前後になる。
1分でも外に出れば汗をかくような環境だ。
その高温に耐えきれず、ダメージを受けたのかなと思う。


葉にもシワが入り、内巻きになっている。
水分が抜けてしまっている証拠だ。

幸いにも大ダメージを受ける前に気づいたので、枯れるまではいかなかった。
葉焼けの初期症状といったところ。



恵比寿笑い (ブレビカウレ)

こちらも特に問題なさそうに見えるが。


グラキリスと同様、シワが入り凹んでいる。
株と化粧石の間に数ミリの隙間ができていたので、すぐに気づけた。


ダメージを受ける前

ダメージを受ける前はシワや凹みはなかった。


わかりにくいけれど、葉の水分も減ってしまい黄緑色になっている。

恵比寿笑いは春に発根したので、いけるかなと思っていたが甘かった。
グラキリスよりも標高の高い場所に生息しているので、さすがに厳しかった。

現在は2株とも室内で療養中。
快適な環境でしっかりと回復してほしい。



緑肌は赤肌より弱い?

今回ダメージを受けたグラキリスは、4株中1株のみ。
唯一の完全緑肌な株。
塊根部の水切れはなく、1番大きいグラキリスだった。
他に同じタイミングで発根した株が2株あるが、どちらも赤肌でほぼノーダメージ。
発根してから1年以上経っている株もノーダメージ。
赤肌のうち1株は絶賛水切れ中にもかかわらず耐えているので、肌の色は重要な気がする。

植物系YouTuberさんも、動画の中で「緑肌は焼けやすい」と仰っていたので、今後は気をつけないと。



日光よりも温度に注意

アガベなんかもそうだけど、春の直射日光は余裕だったのに夏になった途端に葉焼けするのは温度が原因。
西日に注意する必要があるのも、気温が上がりきった状態での日光が危険だから。

屋外で育成する場合は、遮光しつつ温度を上げない対策もすることを全力でおすすめしたい。


頑張ってこの猛暑を乗り切りましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?