見出し画像

物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#11 気候の変動

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。
基本的には前日夜にインプットした内容を、朝一番にnoteにまとめて復習する、というサイクルで学習を回しています。

勉強内容

今回は気候変動について学習しました。
よく聞く気球温暖化や異常気象ですが、どんな原理で成り立っているのでしょうか。異常気象とは、どんな気象のことをいうのでしょうか。

学習ポイント①:エルニーニョ現象

異常気象とは、「過去30年間の気候に対して著しい偏りを示した天候」と定義されています。つまり、過去30年間の観測統計値から考えられるばらつきから大きく離れるような気象のことを言います。
近年、世界各地で起こっている異常気象の要因の一つとして、「エルニーニョ現象」が挙げられています。これはどんな現象のことでしょうか。

まず、赤道付近の海面水温(海面付近の温度)というのは、空気の気温と同じで太陽から受けるエネルギーが多いので、ほかの地域よりも高くなっています。赤道付近の海の中の温度はどうなっているかというと、海面付近には日射で暖められた海水があり、その下で急激に温度が低下しさらにその下は海の底の冷たい海水となります。
赤道付近ではこの辺りを吹く貿易風(南北の温度傾度を補うため熱を輸送する風)という東から西に向かって吹く風により、海面にたまった暖かい海水は西の方向に流されており、その流された部分を補うために海の底から冷たい海水を補っています。これを「湧昇(ゆうしょう)」といいます。この湧昇により、通常時の東部太平洋域(南米のエクアドルやペルー)では海面水温が低くなっています。

海面付近の温かい海水を西へと流していた貿易風が何らかの理由で弱まると、その海面水温が東へ流れてきます。そして東部太平洋域の海面水温も高くなります。これがエルニーニョ現象であり、発生のメカニズムです。エルニーニョ現象が発生すると、赤道付近の海面水温分布がかわり、対流活動にも変化が生じます。亜熱帯高気圧の位置や強さが変わるので、滅諦低気圧(台風)の発生する海域及び進路も変わってきます。これが、日本に異常気象として豪雨や冷夏・暖冬の影響を与えています。

学習ポイント②:地球温暖化

近年の地球温暖化は、大気中の温室効果気体が増加しているため起きているとされています。温室効果期待とは、地球放射を吸収し、再び地表面に放射を行う期待のことです。これらの気体があるから、地球の平均気温は約15℃に保たれていて、生物がすめる環境になっているのです。
しかし化石燃料の大量使用など、人間活動が活発になったことで空気中の温室効果気体がぞうかし、熱が地球外に出にくくなったことで、地球温暖化が起きていると考えられています。
二酸化炭素は温室効果気体の中でも水蒸気と並んで影響力が強く、かつ近年増加が著しいことで注目を集めています。

気づいたこと

異常気象は過去30年間の気候の統計から外れる天候のことを言うのですね。過去100年くらいあると思っていたけれど、意外と短い時間の中の出来事のようです。とはいえ、異常気象といわれると何とも不安感をあおるような言葉だな、とあたらめて感じました。
ありがとうございました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?