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物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#48 太陽放射の緯度による違い 

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。

勉強内容

学科の勉強範囲を一周したため、ここからは過去問で間違えた問題で大事だと思ったものをピックアップしてまとめていきます。
使用している過去問は、気象予報士試験研究会が編集している、2022年度版の過去問です。

学習ポイント 近日点

地球上の大気上端が受け取る太陽放射のエネルギー量というのは低位手ではなく、緯度によって変化します。

では地球を緯度別に持たときに、太陽から最もエネルギーを受け取っているのはどこでしょう?

→それはもちろん、赤道です。イメージ通りですね。
しかしそれは一年平均で考えた場合であり、一日あたりで考えると、夏至(6月22日ごろ)の北極と、冬至(12月22日ごろ)の南極なのです。

夏至の北極と冬至の南極は、一日中太陽が沈まない「白夜」となるため、太陽の光が照らしている時間が長く、一日あたりで考えると最大になります。

逆に、冬至の北極と夏至の南極では、一日中太陽が昇らない「極夜」になります。

では、一日あたりの太陽エネルギー量は、夏至の北極と冬至の南極を比べるとどちらになるでしょうか?

→それは、冬至の南極です。それは、冬至のころに地球が「近日点」を通過するからです。

北半球の上空から見た場合、地球というのは一年かけて反時計回りに太陽の周りを一周しています(公転)。その時、太陽と地球の距離はいつも一定ではなく、季節によって近づいたり、遠くなったりします。

地球と太陽の距離が最も近くなるのがほぼ1月3日であり、それを近日点といいます。逆に地球と太陽の距離が最も遠くなるのはほぼ7月3日であり、それを遠日点といいます。

つまり、夏至の北極と冬至の南極では、冬至の南極のほうが太陽との距離が近くなりため、受け取る太陽エネルギー量は多くなるのです。

地球は自転軸が23.5°傾いた状態で公転しています。地球から見ると太陽は、春分(3月20日ごろ)に赤道上を移動し、夏至に北緯23.5°に達します。そこから移動して、秋分(9月23日ごろ)に赤道上に来て、冬至に南緯23.5°に達し、また春分の日にはもとの赤道上に戻ります。

太陽の光が垂直に入射すると受け取るエネルギー量も多くなるので、赤道では春分・秋分の日に、受け取るエネルギー量が一番多くなります。

タイトルの写真…Wikipediaより、白夜の写真

気づいたこと

毎日過去問を解いていて思うのは、私は読み間違え、とらえ違いが多いなということです。知識としてはわかっているのに、読み間違えてミスをするケースが何問か出てきました…ひっかけ問題に、簡単に引っかかるタイプです。
学科の試験時間は一般・専門それぞれ一時間あるので、焦らず何度も問題よ読み直して確実に解いていきたいです。
ありがとうございました。


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