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【俳句鑑賞】夕月や納屋も厩も梅の影 鳴雪
内藤鳴雪(ないとう めいせつ) 1847年~1926年。明治・大正期の俳人。松山藩出身。本業は官吏だったとのこと。年下の正岡子規を師匠とし、ホトトギスにも参加したみたいですね。
梅の咲く季節は、心がウキウキしている。それは桜の咲くころのウキウキとはまた違ったもの。まだ寒さが残る毎日に梅の花が咲いているだけなのにほんのりとした希望を感じたものだ。
初春のまだ少し尖っている夕月が影をつくる。納屋も厩も建物に梅の花の影をこさえて。
梅の花が咲いている喜びをこの上なく味わっている句だと感じた。その瞬間は、時が止まっている。
春の喜びを全身で感じたのは、いつが最後だろうか。明日、梅の花を探しに行こう。
言い訳をせぬ紅梅を胸に抱き masajyo
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