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スケーターから学んだ1ヶ月

2023年
『明けた〜』と思ったら 『終わった〜』そんな1月。

1ヶ月前の話になるが、正月三重に帰省している時に近所にできたスケートパークへ行ってきた。
(田舎の近所は車で1時間以内を指します) 

https://instagram.com/hohara_skatepark?igshid=YmMyMTA2M2Y=

廃校になった小学校のグランドにできたパークで、なんと無料で使用できる。セクションの制作に同級生が携わっていたので一度見に行こうと思っていた。

デッキで作られた看板
山に囲まれたロケーション

『意外に』と言うとちょっと失礼かもしれないが、想像の何倍も人がいた。このパークはそれぐらい田舎にある。最寄駅なんてもちろんなし、『南伊勢町』という名前が付いているが伊勢から行くのにも車で30分近く山道を走らなければいけない。だから沢山の人がいる事に驚いた。
パークに着くと待ち合わせしてた同級生以外にも知り合いがいたりで最初はみんなが滑っているのを眺めていた。

『あんまり人おらんやろからスケボー借りてやってみよ!』

とパークに到着するまでは思っていた。
学生時代にスケボー買って駐車場で練習した事はあるが【かじってました】というにも微妙なレベル。
周りを見渡すと、パークで滑ってる人が上手い!めちゃくちゃうまい!子供達もみんな上手い。

ハッキリ言う。それを見てちょっとひよってしまった。
『ひよってるやついる?』
って聞かれたら、勢いよく手を上げて
『はい!俺、ひよってます!』
と堂々と言えるぐらいひよっていた。

それでも同級生から『俺の貸したるでちょっとやってみーさ』と言われて、いつもバスケで『上手い下手関係ない、みんなでやろう!』って自分が言ってるの思い出してとりあえず【人生初】のパークへ!
平坦な場所をプッシュするぐらいはぎこちなさはあるけどなんとなく滑れる。
ただし数センチの段差が怖い、めちゃくちゃ怖い。
滑って登って降りる、至ってシンプル。
言葉で書くと簡単だが、これができない。
でも周りの人達がほんま親切に教えてくれる。

そしてそこにいた人達はチャレンジする姿勢に異常な盛り上がりを見せる
ズッコケ41歳

 転けても『もー少しここをこうすればいい』とか具体的なアドバイスをくれるから『もう一回チャレンジしてみよう』という気持ちになる。
そしてついに20cmぐらい?(体感的には)の段差を
メイク!(とくに技を決めた訳ではないが、メイクって書きたいのでここはメイクって書かせてください)
見守ってくれていた全員がデッキを地面に叩きつけて喜んでくれて、初対面やけど丁寧に教えてくれた同い年の男性とは熱い抱擁を交わした。

おじさん達の熱い抱擁

東京オリンピックで、岡本選手がメダルを狙って最後に難易度の高い技に挑戦した。残念ながら失敗しメダルは逃してしまったが大技に挑戦した岡本選手に各国の選手が集まってきてみんなで抱き合っていた。東京オリンピックの中で1番感動したシーンだった。さっきも書いたけど

スケーターはチャレンジする事に対して凄く評価してくれる
オリンピックで1番印象に残ってるシーン

そして滑らなくてもこの坂の上?みたいなところでみんなと喋っているとめっちゃできる奴っぽい雰囲気を醸し出せる事も学んだ。笑

もちろんここから滑れないがとりあえず出来るフリして
坂の上で雑談に混ざる

楽しすぎて周りが真っ暗になるまで滑り続けた。
小学生の時に野球やサッカーしてて気が付けば日が暮れてるあの感じ。
懐かしい感じと、同級生の子供達(小学生)と同じ時間を共有してる不思議な感じがあった。

残ったメンバーで✌︎
Photo by JON

そんなスケートパーク初体験の翌日、伊勢にあるラブリバーコートでpickupgameを開催した。
伊勢に帰省したタイミングで定期的にやっていて今回は正月という事もあり、同じ様に帰省している同級生やその子供達総勢50人以上が集まった。

大人子供、経験未経験、関係なしにみんなでバスケ

そして前日パークで知り合ったスケーター達が遊びに来てくれた。めちゃくちゃ嬉しかった。
公共の広い公園なのでコートの隣でスケボーしたり最高の遊び場になった。

ギャラリーもワイワイ
ドローンでラブリバーコートを撮影

この日はPILOT(パイロット)というWEBの撮影と取材も兼ねていた。素敵な記事なので是非目を通してほしい。


そして少し話は変わるが1月最終日の31日。
大阪は門真の銭湯で開催された弾き語りイベントへ行ってきた。

銭湯の中で弾き語りイベント

銭湯の中でLIVE。聞いているこっちまで気持ちよくなるLIVEやった。30人ぐらい限定のイベントやったけどその中でも一際楽しんでいる4人組の女の子達がいた。
オープンした時に番台(受け付け)にいたらスケボー持った女の子達が入ってきたのを見ていたので、一瞬で
『あの子らや!』と分かった。
【楽しむ】って一歩間違えると他の人を嫌な気分にさせてしまったりするけど、彼女達は周りも楽しくさせる絶妙な感じで盛り上がっていた。決して意識してやってた訳ではないと思うがそれが丁度いい塩梅だった。多分普段のスケートライフからその丁度いい塩梅を自然と身につけているんだろうなと思った。

肩を組んでずっと揺れていた

イベント終了後に出演していたももちゃん(HumpBack)にあの4人組を紹介された。『がらくた讃歌』のPVにスケボーで出演していた女の子達だった!

俺:『正月に人生初のパーク行ってん!地元に廃校のグランドを再利用したパークができて…』

女の子達:『え?なんてところですか?』

俺:『穂原スケートパークってところで…』

女の子達:『えー!私達もそこ行きました!』

まさかの最初に書いた『穂原スケートパーク』に彼女達も行っていた。
『その時の動画ないんですか?』
と聞かれたので、おじさんのズッコケ動画と、一回だけ【メイク】した動画を順番に見せた。
『あ〜惜しい!!!』と動画なのに凄い盛り上がり。
そしてメイクした動画が流れると
『イェーーーイ!』とハイタッチ。
動画見てるだけなのになんて楽しいんだ。
あの時パークで喜んでくれた時と同じ感じがした。

彼女達のcrewアカウント。
何やら7月に【女の子限定】のイベントをするらしい。

https://instagram.com/justpeace_girlsskate?igshid=YmMyMTA2M2Y=

 just peace girls skateboarding

2023年がスタートして1ヶ月。
色んな場所でスケーターに『楽しみ方』を学んだ1ヶ月だった。
この1ヶ月で出会ったスケーターはみんな優しくて、いつでもどこでも楽しむ姿勢が最高にカッコよかった。

2023年、俺もスケーターの人達にも刺激与えれるぐらいどんな状況でも楽しんでいきます!


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