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自給自足カレッジ20

今日は、また自然栽培の野菜等を販売されているナチュラルハーモニーの河名秀朗代表の「第4回 自然と調和した生き方講座」の話を中心に書きたいと思います。
河名さんは、もう40年近くに渡って無肥料無農薬で作られている自然栽培によるお米や野菜等を取り扱って来られており、その消費者への啓蒙活動のみならず、農家への自然栽培の普及と営農指導等も行って来られています。
その思想及び考え方の原点は、自然栽培で育てられた野菜の観察及び研究、並びに自然栽培の農家とのコミュニケーション。そして、自然農法の元祖=岡田茂吉翁の思想をベースに組み立てられているとの事でした。
マクロビオテックの元祖=桜沢如一氏の言葉等も引用しながら、今の栄養学の限界についても説明されていました。現代の栄養学では、タンパク質、脂質、炭水化物、各種ビタミン等々、栄養素毎に必要量を考えて、バランス良く食べる事が良いとされ、ほとんどの人はそれをステレオタイプ的に受け入れて、頭で食べ物を選んでいるけれども、河名さんはそれは間違いで、五感で感じながら、無肥料で育てられエネルギーに満ちた食べ物のうちで食べたいものを食べれば良いとの立場を取られています。
これは岡田茂吉翁の考え方で、動物も植物も、生き物は、太陽、月、地球からのエネルギーを吸収して生きているという考え方がベースになっていて、動植物の体内では、原子転換や元素転換が行われており、人間に必要なものも体内で生み出されているとの考え方からの帰結だとの事でした。原子転換については、シュタイナーも述べており、科学者では、フランスのルイ・ケルヴランが、生体内における酵素やバクテリアの作用によって、一つの元素が別の元素に転換するという生物学的元素転換(Biological Transmutations)という理論を提唱しているようです。
岡田茂吉翁は、心臓の鼓動で太陽エネルギー(火のエネルギー)を受け入れ、肺による呼吸で月のエネルギー(水のエネルギー)を受け入れているが、人間の健康に必要な地球のエネルギー(土のエネルギー)は、コメや野菜等、根から地球のエネルギーを吸収したものを食べる事で、その土のエネルギーを吸収している。また、無肥料無農薬で育てられたものでないと、その地球のエネルギーの多くが失われており、そのような食べ物を食べても多くを補充できない、という事を言われていたようです。
私も岡田茂吉翁の本は何冊か読んだ事がありますが、元来宗教家であるので、その言説を確かめる術がない事が多いので、直感で判断する必要があると思いますが、河名さんの話を聞いて、何となく腑に落ちるものがありました。
弘法大師の建てられた高野山に行くと五輪塔が沢山建てられていますが、その5つの石は、土、火、水、風、空を象徴しており、岡田茂吉翁は、そのうち土と火と水を重要視していたのでしょう。

太陽(火)と月(水)と地球(土)のエネルギーを日々頂きながら、健康に生活する。そんな考え方、価値観、思想を、自給自足カレッジでは、共有して行ければと考えております。

ご興味のある方は、下記のホームページを覗いてみてください。

https://self-sufficient-life.jp

また、自給自足カレッジのオープンイベントとして、3月4日(満員御礼)と3月19日日曜日(まだ空きがあります)にオープンカレッジを、三重県多気町のVISONで行いますので、ご興味のある方は、上記ホームページからお申し込みください。

そして、いよいよ4月からは本格的に1年を通じた講義(毎月第一週と第三週の週末2回)が始まり、遠隔地の方用には、オンライン講座スタートします。老若男女問わずに参加者募集をしていますので、良かったらホームページからお申し込みくださるか、お電話等でお問い合わせください。

自給自足カレッジ
小柴正浩

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