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自給自足カレッジ36

今日は、またChat GPTについて書いてみたいと思います。
昨日、大前研一さんの早朝勉強会がありました。「AIの最新潮流2023〜ChatGPTの衝撃〜」と題して52ページにも及ぶ資料を使って1時間半の間、Chat GPT含めて昨今のAIの技術的進化とその活用エリアの急速な広がりについて、かなり網羅的に解説されていました。
ちょうど今週3月14日には、Chat GPTの進化した新しいバージョン4.0が発表され、私もさっそく使ってみましたが、前バージョンの3.5からはまた相当進化している形になっています。
大前さんの資料からバージョンアップによる進化の特徴的なポイントをいくつか抜き出してみますと、司法試験の模擬試験を解かせたところ、現在のChatGPTが採用しているGPT3.5では受験者の下位10%ほどのスコアしか取れなかったのに対して、GPT-4では上位10%のスコアで合格。医師資格のテストでも3.5でも正答率52〜75%に到達しているとされていたので(合格ラインは約60%)、GPT-4では、かなりの高得点を出すものと思われます。
また、GPT-4では画像判断が出来るようになったことで、例えば画像の間違い探しなども出来るようになり、その他IT機器類の配線の写真から、その配線方法についても解説してくれる、等の事も出来るようになっています。今後、こういう技術を使って、工場のメンテナンスや補修等への応用や医療分野での活用等も徐々に広がって行くものと思われます。また画像作成へのAIの応用例としては、ネットフリックスがアニメ背景画像をAIで自動作成して、アニメーター不足を補ったりしているとの事でした。
これはあまり気持ちの良い応用例ではないですが、ウクライナ軍が対ロシア戦において善戦している背景には、アメリカのパランティア•テクノロジーズ社のAIプラットフォームによる支援が果たしている役割は、かなり大きいという事です。早期警戒管制機や衛星画像といった軍事データから、市民のSNS情報や通報、その他被害情報等のビッグデータを解析し、敵の正確な位置情報や効率的な攻撃法を自動で立案し、複数の作戦を提示できるとしています。パランティア社は、2001年のアメリカの同時多発テロ後の国家安全保障向け事業からスタートした方会社で、米軍、国防総省、FBI、CIA等を顧客にしているようで、日本ではSOMPOホールディングスと合弁会社を作って介護ヘルスケア分野でのプラットフォーム構築もしているとの説明がありました。
ITの分野でも、様々なベンチャー企業が誕生しており、例えばAI Programmer社はウェブブラウザー上で日本語を入力するだけで該当するコードを自動生成するサービスを提供する会社として紹介されていたり、CodeGuru社は、アプリケーションの効率改善やコードの品質向上支援及びバグの発見等のサービスをそのAIシステムで提供しているとの事です。
この様に見てくると、今後様々な職がAIに置き換えられていくのは時間の問題であると思われ、(教師等の知的職業が最も置き換えやすいと解説されていましたが)、大前さんもシンギュラリティが10年前倒しになり、大量失業時代が迫ってきていると言われていました。
ChatGPTの産みの親であるOpenAI社の創業者のサム•アルトマン氏は、大量失業時代が来るとして、ベーシックインカム制度の導入を訴えているとの事です。

自給自足カレッジでは、今後日本に迫り来る大量失業時代への備えとして、自給自足を学ぶことの重要性について啓蒙活動をしています。

ご興味があれば、ホームページを覗いてみてください。

https://self-sufficient-life.jp

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自給自足カレッジ
小柴正浩


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