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自給自足カレッジ24

昨日は、京料理で有名な虎ノ門と村のご主人=戸村さんに連れられて友人1人と一緒に、新潟県燕三条にある知る人ぞ知る真鴨料理屋の「長吉」さんにお邪魔して、その鴨焼き料理を堪能してきました。
初めての訪問でしたが、ありえないぐらいの鴨肉の柔らかさと風味。透き通った油ながら、焼くと香ばしい香りの煙に食欲をそそられる感じで、なるほど東京から戸村さん含め有名な料理人が仲間同士で足繁く通うだけのことはあると、納得しました。
中華料理の名店「赤坂離宮」の譚彦彬さんや、今や東京で最も予約が取れない日本料理店=「新ばし 星野」の店主の星野さん等も、料理人仲間を連れて旬の時期になると足繁く通うというお店だそうで、食べてみるとそれも納得の味でした。

最近は、地方の有名店に友人達と訪れる事も多くなってきましたが、この長吉さんも是非食べ歩きをしている友人達に早速紹介したいお店の一つとなりました。
京都美山荘、滋賀の徳山酢、金沢の鮨めくみ、富山のお料理ふじ居、等々最近はなかなか予約も取れなくなってきたお店も多い中、この長吉さんは比較的予約も取りやすいようなので、是非訪問される事をおすすめしたいと思います。
鴨料理といえばこれも予約が取れない事で有名な浅草の鷹匠寿さんがありますが、料理法に違いはありますが、長吉さんで出される鴨肉は優とも劣らない風味を醸し出していました。
新潟は米処として有名ですが、その米を食べに晩秋になると飛来してくる真鴨の産地としても有名で、長吉さんはそのような地元の猟師=農家の方々を昔から仕入れ先として束ねられているようで、それらの農家さんから仕入れられた生きた鴨を捌いて、ランク付けし、11月から12月は生でお店で出して、残りの時期は冷凍保存して提供しているようです。
雪が降り始めると鴨が食べるお米もなくなり、次の場所に飛んで行くために身を細らせるようになるという事のようで、やはり11月から12月に行くのが一番良いようで、今年の秋には是非また行ってみたいと思っています。
その地方地方で昔から旬の時期に食されてきたものが日本には沢山あり、どんな食べ物も旬の時期に食べるのが、栄養価も高く、味も良いという事なのだと思います。
昨今、日本人は温室栽培や速成野菜、水耕栽培、高原野菜等々、本来旬に食べるべきものを食べずに、供給者側も旬の時期に出荷したのでは値段が安いという事でわざと時期をずらして出荷したりして、本来食べられるべき時期に食べない事が多くなっているようで、野菜本来の味も分からなくなってきています。

一昨日に自給自足カレッジでは、無料体験会としてオープンカレッジを主催しましたが、無肥料無農薬の自然栽培で育てられたレタス等の収穫体験等も行い、その場でレタスの葉をちぎって食べる等の事もやってもらい、普段食べているレタスとの味の違いを感じでもらうような事も行いました。50人ほどの参加者は異口同音に、「味が全く違う」「こんなに甘いとは思わなかった」等々、感嘆の言葉を発していました。農薬や化学肥料を使っていないので、その場で食べても問題ない上に、新鮮で美味しいという事もあり、大盛況でした。

次回オープンカレッジは、再来週の3/19に行いますので、是非ご興味のある方はご参加ください。
申し込みは、下記のサイトから出来ますので、よろしくお願い致します。

https://self-sufficient-life.jp

そして、いよいよ4月からは本格的に1年を通じた講義(毎月第一週と第三週の週末2回)が始まり、遠隔地の方用には、オンライン講座もスタートします。老若男女問わずに参加者募集をしていますので、こちらも良かったらホームページからお申し込みくださるか、お電話等でお問い合わせください。

自給自足カレッジ
小柴正浩




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