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自給自足カレッジの卒業と移住〜自給自足カレッジ139

先週末は、自給自足カレッジ第一期生の卒業式と卒業パーティがありました。

1年間で、無肥料無農薬で四季折々の野菜と米作りを学び、東京から三重に田畑を借りて移住するソフトウェアエンジニア、大阪、京都市、名古屋からの卒業生も、自給自足カレッジのある三重県伊勢市多気町の田んぼを借りて米作りをする事を決めたり、東京からの他のオンラインの受講生も、横浜で田んぼを借りて米作りをする事を決めるなど、それぞれこの1年間学んだ事を元に、農ある生活をスタートさせていく形が自然と出来てきました。

みんなで乾杯🍻

テレビにも良く取り上げられている大阪町中華の代表格の蓬菜飯店の久積さんの中華料理の数々と三重県菰野町の西山さんの手料理を前に、自給自足カレッジの舞台となった農舎の中で、みんなで卒業を祝って乾杯しました。

米作りの講師の野呂さんと談笑する仙石さん
仙石さんは、大阪から1年間受講し、今年からは大阪で畑、三重で田んぼを借りて、会社経営と共に農ある生活を充実させる方向で動かれています。

一番左に写っている野呂さんは、VISONのある三重県多気町で36年もの間無肥料無農薬の自然栽培で農業をやられている方で、この1年間、自給自足カレッジのみんなに、苗床作り、種籾降ろし、田植え、稲刈り、ハザ掛け、脱穀等々、様々な技術を丁寧に教えて頂きました。

昨年の田んぼでの実習風景
講師のまとめ役の村上眞平さんとスタッフのサキちゃん

講師のまとめ役の村上眞平さんには、この1年間、24回=72時間もの座学を担当して頂き、自然と調和した農のあり方について教えて頂きました。自然の森のサステナビリティの基礎となる、循環性、生物多様性、多層性について学び、それをどう田畑で実現していくかという話は、受講生みんなの心に刻まれたと思います。

真ん中は、野菜作りを担当して頂いた小島冬樹さん(真ん中)

小島さんには、畝立てから、鍬や鎌等の道具の使い方や堆肥作りを含めて、四季折々の野菜の育て方を教えて頂きました。

最後の農作業をする麻衣ちゃん
麻衣ちゃんの息子のタイガくんも1年間受講
左の写真家中野春生先生に先生の最新刊の写真集=一宮巡拝にサインを頂く。先生にはこの一年、毎回受講風景の写真を撮って頂きました。一宮巡拝 https://amzn.asia/d/1gz6xUy 伊勢神宮─中野晴生写真集 https://amzn.asia/d/8pcOBdC

中野先生にはこの一年、ボランティア的に毎回受講風景の写真を撮って頂きました。先生の代表作は、前回の伊勢神宮遷宮祭の公式写真集 伊勢神宮─中野晴生写真集 https://amzn.asia/d/8pcOBdC と出雲大社の遷宮祭の写真集があります。

左が自給自足カレッジSNSマーケティング担当のゆうちゃんと左は、講義のビデオ作成担当のリエさん
東京から1年間月に2回のバス通学していた松下さんとオンライン受講の松田さん
移動しながら車生活をしている翔ちゃんも、今年は三重県美杉町の山の中の眞平さんの畑の隣りで米や野菜作りをするとの事で、早速動き始めてます。


最年長の渡辺さんは、遠く千葉から月に2回三重県まで通われていました。


私の弟の伸二は、一昨年三重県津市に立ち上げた農業法人=喜場ファームで、米、小麦、野菜を1.5町の規模で無肥料無農薬栽培を進めています。パスタスタジアム喜場食堂に小麦を自給レベルまで供給するには10町程度の農地でやる必要があるので、これからが楽しみです。コロナをきっかけに、レストラン業専業から、ピザやパスタ等の卸売、食品工場と農業法人の立ち上げのみならず、障害者雇用やミャンマーからの人材の受け入れまで、矢継ぎ早にビジネスモデルをブラッシュアップしてきています。

https://factory.yorokoba.com/

その他、自給自足カレッジ卒業生の卒業後の食の自給自足への取り組みは、さまざまな形で展開しています。

去年、自給自足カレッジを作った時のミッション&ビジョンの一つに、日本に5000以上あると言われる限界集落に、自給自足しながらも緩く横に繋がっているコミュニティを作って行く、というのがありましたが、卒業生の話を聞いていると、そういう形も少しずつ形になって行くようなイメージが湧いてきます。

無料体験や各種イベントもやっているので、良かったら、来てみてください。

自給自足カレッジホームページ
https://self-sufficient-life.jp

自給自足カレッジ
YouTube3分動画 
https://www.youtube.com/watch?v=N66HzZV7Td0

NOTE(ブログ)
https://note.com/masahirokoshiba/

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