enso.masahiro

enso.masahiro

最近の記事

米国内国歳入庁(IRS)が所得税申告の新サービス(Direct File)を導入

0.はじめに2024年3月12日、2024年の確定申告シーズンが本格化する中、米国内国歳入庁(Internal Revenue Service(IRS))はダイレクトファイル(Direct File)と呼ばれるオンラインで確定申告を行える無料サービスを12の州(※)の一定の資格を有する納税者が利用できることを発表した。 ※ アリゾナ州、カリフォルニア州、フロリダ州、マサチューセッツ州、ネバダ州、ニューハンプシャー州、ニューヨーク州、サウスダコタ州、テネシー州、テキサス州、ワ

    • ニューヨーク市におけるロードプライシング(Congestion Pricing)の導入について

      0.はじめに2019年4月12日、ニューヨーク州において2019/2020年度州予算関連法としてMTA改革及び交通モビリティ法(MTA Reform and Traffic Mobility Act)が成立し、マンハッタンエリアの渋滞緩和を目的とした混雑課金(Congestion Pricing, ロードプライシング)制度である「中央業務地区通行料(Central Business District Tolling、以下「CBDT」)」の導入が決定した。 CBDTは、マン

      • ニューヨーク市における自動雇用決定ツール(Automated Employment Decision Tools:AEDT)規制の導入について

        1.ポイント  2023年7月にニューヨーク市が導入した自動雇用決定ツールへの規制の内容とその形成過程を紹介する。この規制は差別を抑制する目的で設けられたもので、自動雇用決定ツールを利用しようとする雇用主等は、利用開始の1年前にツールの「バイアス監査」を完了することが求められる。  規制の制定過程では公聴会やパブリックコメントにおいて数多くの意見が寄せられ、活発な議論が行われたが、特に規制の対象とするツールの範囲と監査すべきバイアスの範囲が主要な焦点となった。  雇用決

      米国内国歳入庁(IRS)が所得税申告の新サービス(Direct File)を導入

      • ニューヨーク市におけるロードプライシング(Congestion Pricing)の導入について

      • ニューヨーク市における自動雇用決定ツール(Automated Employment Decision Tools:AEDT)規制の導入について