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ハーフガードに必要な筋力
タフな上半身は必須
ハーフガードを使うにあたって一番重要な筋力は?
どんなトレーニングをすれば強化に繋がる?
私は長い間議題に向かってきた。10年以上も同じ技を使い磨いているとわかることが色々と出て来る。そしていろんなトレーニングを今まで試してきた。もちろん今考えればあまり必要ではない事もたくさんやってきたが何となくやってきて正解だったものもある。
ハーフガードに筋力トレーニングは必要か?この答えはYESだ。
しかしゴリゴリのマッチョがみんな使えるかと言うとそうではない。筋肉量よりトレーニングをやる上で、その動かし方に意味が出て来る。
筋肉をつけるイメージではなく、その動きに慣れ、その力の出し方に慣れないといけない。
腹筋は崩しの力
ハーフガードで一番大切なのは体幹だ。ブリッジばかり私は使っているので体幹と言うと反らす方をイメージしてしまうが一番大切なのは腹筋をする力だ。
体を丸める力が相手の攻撃を防ぎ崩す。攻防一体を生み出すには腹筋の力が必要なのだ。起き上がる腹筋、足を上げる腹筋、捻る腹筋。腹筋のトレーニングには数多くのバリエーションがある。
私は長年かけてハーフガード用の腹筋と言うものを作り行なってきた。
3つのバリエーションを1000回単位で行う。しかし動作はそこまで大きくない為、慣れれば短時間で出来る。これによって体を丸める。固める。を覚え、相手の重心を乗せて崩すことができる。
その方法はいつか動画か何かで紹介したいと思う。
押す力はフレームを作る力
次に大切なのは上半身を固め鉄壁のフレームを作る為に強い腕が必要になる。ここで必要なのは引く力より押す力だ。
私は柔術を始めた時から押すトレーニングを常に欠かさず行なってきた。腕立て伏せ、ベンチプレスなどがそうだ。
私の押す力を活かそうと思った時、他のガードはそのまで押す力を必要としなかった。
しかしハーフガードでは大いに役に立った。理由は単純。
接近戦の距離をコントロールする為には押せないと距離を支配できないからだ。
接近戦は近い相手を引き付けるのは意外と簡単だ。しかし接近して来る相手を押し返したりスペースを作るなら強い力で押さないといけない。
ハーフガードを使い出してから押すトレーニングの必要性は攻撃面でなく作りと防御の面で活かせた。
初めは腕立て伏せなどで良いと思う。レベルが上がって来ると擦り上げ腕立て伏せをするとなお良い。ベンチプレスはかなり上級者向けのトレーニングだと思う。
首の力は攻撃力
上半身の部位で攻撃力になるのが首の力だ。頭の向きが力の方向とは柔道やレスリングをやったことがあるものなら聞いたことがあると思う。その頭の向きを確保するための首の力が重要になるのだ。
ディープハーフをやっていて首を痛めたと言う話は結構聞く話だ。では首をガンガン鍛えて人が乗っても支えられるような首ブリッジができれば最強になれるじゃないかと昔は考えた私は毎日首ブリッジをやりこんだことがあったが、それでも私は首を痛め続けた。
首の力には限界がある。首の力をうまく使いたかったら首の安全な場所、危険な場所をよく学び無理はさせないことが一番重要なのだ。
しかし首を鍛えるにあたって胸鎖乳突筋を鍛えるのは良いと思う。これらは腹筋やベンチプレスをすると一緒に鍛えられる。ハーフガードを構えた時に顔をいきなり狙われても正面からの圧に負けない首を作る必要がある。
姿勢が強い力を出す
このように体を鍛えていけば胸は開き、顎を引いた良い姿勢になる。
柔術家は猫背で姿勢が悪いイメージがあるが、それはその選手のスタイルでハーフガーダーの姿勢ではないのだ。
接近戦を行うには力が出せる姿勢でないといけない。その為には体を鍛えることは必須になる。理想は樽のような体幹部に力が集約しているような体か、水泳選手のように肩幅があり胸を張っているような姿勢の選手は大概強いハーフガードを使うと考えている。
この何もできない時期だからこそ嫌な筋トレも見直し行えるので、あればぜひスタイルと必要な筋力や姿勢などを考え直してみるのも良いのではないかと思う。
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