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自分の強みではなく、自分だから果たせる役割を探そう。

ビジネスの本質は社会貢献です。
社会に価値提供することがビジネスです。

社会において求められる役割を果たすことが、ビジネスです。

ですから、ビジネスにおいて探すべきは、「その社会において、自分だからこそ提供できる役割」です。

社会が求めているのは、役割を果たしてくれる人です。「強み」がある人ではありません。

強みとは環境分析において使われる言葉であって、競合他社に対して自分が優位な点を探すものです。

社会の人々は、役割を果たしてくれればよいのであって、提供者がどのような「強み」を持っているかは気にしていません。
もちろん、その人がその役割を果たす「能力」や「人間的温かみ」を持っているか、つまりは信頼するに足りる人や組織であるかは気にします。
しかし、それはあなたが、「強み」を持っているかという点ではないのです。

あなたが競合他社に比べて優位な点を持っていようがなかろうが、購入者にとって、そのようなことは関係ありません。特定の状況において、特定の目的を達成するための手段を提供してくれると信頼できるのであれば、あなたのプロダクトを選ぶのです。

ですから、まず考えるべきは、「社会において自分が果たしたい役割は何か」です。その上で「社会が求めている役割」を発見し、さらにそれが「自分にだけ果たせる役割」であった場合、それはあなたの「強み」を活かしたビジネスとなります。

強み・弱みは社会相対的なものです。自分が参加する社会に応じて、自分の強み・弱みが決まります。学校の内部においては、成績が高いことが「強み」となりますが、社会に出ればそれは必ずしも「強み」とはなりません。自分が参加する社会によって、「強み」「弱み」は変わるのです。

ですから、まずは自分がどのような社会に参加するかを選びましょう。そして、その社会内部の状況を踏まえて、自分だけが果たせる役割を考えましょう。それが結果的に、自分の「強み」を発見することにはつながります。ですから、「強み」を探そうとしなくてもよいのです。その社会において、あなただから果たせる役割を探しましょう。



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