エストニアの本質とは何か?

本日はモリゼミのレクチャー日。森雅貴さんより4つのチーム(デンマーク、エストニア、オランダ、台湾)の進捗状況確認と今後の進め方について共有が行われました。

なかなか、チームミーティングにも参加できていない状況の私も今回のゼミでリサーチクエスチョン(良い問い)づくりが不可欠だと改めて認識できました。

では、自分が本質的に持っている問いとは何か?

エストニアは、デジタルガバメントがテーマ。それは国の生き残りをかけた策のひとつとして理解できますが、それは具体的な結果に過ぎません。

ロシアやドイツなど周辺には大国がせめぎあい、独立してもまた侵略、という歴史を重ねてきた中で、国民国家の存立を維持するための選択のひとつであるということは何となくわかってきました。

そして気になるのは、課題図書でもあがっていたTRANSIT No.47「バルトの光を探して」にも記載があったように、デジタルを手段としながらも「行政を監視」しながら「自分たちで国や世界を変えられるという感覚」を持てるのかが重要だということです。昨今の新型コロナウイルス感染症下にあって、感染症防止の観点からアプリ等活用に伴う監視社会化を危惧する声がある一方で適切な政府監視をできるようにすることで市民の権利保障・エンパワーをできるとユヴァル・ノア・ハラリなどが語っています(こちら参照)。

問いを立てるのはいつも苦労しますが、ここがポイントだと思うので妥協せずに進めたいものです。

日本への導入なども、ものすごく気になるところですが、あせらず国の背景や地域性などのレイヤーを意識しながら進めたいと思います。

あとは、先生がおっしゃっていた「肌感」も大事にしたい。現在進行形で国民としてこの制度の恩恵を受けている人の反応や日々生活の中での感じ方など、その辺りもすごく気になる。

書いていると、そんなに進められていないのに整理できる感じが良いですね。引き続き頑張ります。

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