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【感想】第26回IPPONグランプリ(第12回大会とD関を思い出しながら)

麒麟・川島の優勝で幕を閉じた第26回IPPONグランプリ(以下、IPPON)

決勝進出者の紹介VTRでTBSから『ラヴィット!』の映像を借りた上で「朝の大喜利支配人」というフレーズを用意。
両者の関係は良好なようだ。

テレビ局の間でこれぐらいの映像の貸し借りなんて今は珍しくないが、自分がここに注目したのは第12回大会で“出来事”があったから。

『ダイナマイト関西』(以下、D関)とはバッファロー吾郎がプロデュースしている大喜利イベント。
格闘技イベント風に大喜利を競技化したのが特徴で、その起源は1999年とIPPONより10年ほど早い。
地上波放送ということで一気にメジャー化したIPPONに対してD関の方が先だという声は今もある。
『逃げるは恥だが役に立つ』の原作者・海野つなみ先生も昨晩の放送前にこんなツイートをしていた。

海野つなみ先生は決してIPPONやフジテレビを批判しているわけではないが、ファンの声としては極々自然なものなのだと思う。

念のため書くと、そもそも大喜利というコンテンツを世に広めたのが松本人志の『一人ごっつ』という側面はあるので、パクリと言い切るのはちょっと難しいかなとは思う。
(海野つなみ先生もパクリとまでは言ってないですしね)

特許制度があるわけでもないからなぁ…

そんなD関とIPPONが“交わった”のが2014年11月放送の第12回大会。
直前に開催されたD関でベスト4という好成績を残した女優の伊藤修子がスカウト枠での出場が決定。

格闘技・プロレスが好きな人ならば他団体の選手が参戦するという展開は非常に燃えるというのは分かって頂けると思う。
そういえば昨日はRIZIN王者の堀口恭司が北米の団体Bellatorの王者に挑戦したけど負けてしまったんだよな…

RIZINからBellatorに殴り込みって感じで試合前は燃えた。
KOされる直前まで完全に試合をコントロールしてたんですけどね…

すみません、脱線しました。
D関の強豪選手である伊藤修子がIPPONに参戦。
ところが放送ではダイナマイト関西のダの字も出ない。
あれ?団体間交流というわけではなかったのか?
当時そんなことを思っていたらD関の方はツイッター上で割とガチで噛み付く勢いを見せていて、何やら不穏な空気が流れていた記憶がある。

自分は外野なので不謹慎ながらプロレス的にワクワクw

『有田と週刊プロレスと』の#14でも語られた1.4事変に近い感覚。
結局その後D関とIPPONが交わることは無かった。
公式に何かコメントが出たことも無ければ当事者が何か裏話を語ったということも無い。
というかそもそもこちらの勝手な妄想というだけかもしれないw
でもやっぱりあの頃のIPPONとD関の間には何かあったと思うんだよなー

そんなこんなで(?)時は流れて2021年12月の第26回大会。
今度は『ラヴィット!』からの刺客と読めるメンバー。

麒麟・川島はもちろん個人的にはおいでやす小田もラヴィット枠という意識で見ていた。
正直なところ大喜利が得意というイメージも無かったが、予選Aブロックで奮闘むなしく散る小田。
比較的IPPONが出やすいドラムロール大喜利で0点という偉業までw
負ければ後がない予選Bブロックの川島は見事に決勝進出。
この辺も副将が敗れて大将が取り返すという団体戦っぽい展開。

そして迎えた決勝の最終問題。

出典:https://twitter.com/IPPONGP/status/1467132599907000321

決着の仕方も見事。

そういえば初期のIPPONは有吉とバカリズムの対立構図のように次回に続くストーリー性も魅力だった。
最近はその醍醐味は薄れてしまったけど、立ち位置をしっかり確保した現在のIPPONだからこそまたああいう物語でも魅せてほしいなと。
点と点をプロレス的妄想で線に出来るとやっぱり面白いんですよね。


おまけ

このWikipediaの「大喜利が行われたテレビ・ラジオ番組」の項目細かい番組までよく拾ってるなぁw

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