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男性の育休は特別なものなんだろうか

早いもので、私が4か月間にわたる育児休業を取らせてもらい、職場に復帰してから半年近くが経ちました。

実はこの記事は育休を終えて復帰した2020年10月の中旬ごろ、産経新聞の夕刊で、神戸市職員で副業制度を活用して「父親業(NPO法人でのお仕事)」をする方の特集記事を読んで、途中まで書いたのですが、最後まで筆が進まずしまいこんだままになっていました。

しかし、記事中の「男性の育休が褒められる社会を取り除きたい」って言葉がとても心に響くものがあり、自分もこれに関連してnoteを書きたいという思いは、しばらく時間が経った今でも、当時の気持ちと大きく変わらないでいるなあと思うところもあり、短い文章ではありますが、一部手直しをして改めて投稿してみようと思いました。


世の中も少しずつ変化していくなかで、今ようやく女性が育休を取ることは比較的自然と取ってもらいやすい雰囲気が広まってきている印象を持ちます。しかし、それに比べると男性はまだまだ。家庭の方を調整して、仕事の穴をあけないようにできないものか…という空気感は強いと感じています。

私自身、4か月間の育児休業を取ってみて、男性でまとまった期間の育休を取ってすごいね、えらいね、家族思いだね、などなど言っていただいて嬉しい気持ちになりましたが、これで満足するんじゃいけないなと思うようになりました。

私自身の思いとしても、人生の選択肢をできるだけ多くの中から選べる社会になればいいなと思っていて、その1つとして男性の育児休業も浸透していけばと考えています。(逆に、育児休業を取ることが善で、取らないことが悪、というような捉え方も望ましくはないと感じています。)

「子供が産まれるのか、今や男性が育休取るのも自然な流れだよねえ、キミは育休取る?どれくらいの期間考えてる?」といった調子で、ことさら特別なことのように男性の育休が褒められる存在じゃなくなる社会に変わっていけばいいなと思います。


「育児というのはとても大変な仕事。父親としての役割を果たすのは重要で、そして当たり前のことでもあるんです」
「企業や自治体による子育て支援制度自体は、とてもしっかりしている。あとはその権利を行使するだけ」
自身の育休中も「パパが育休を取るなんてえらい」と珍しいものを見るようにほめられた。そんな空気を取り除くことが、堀さんの父親業における一番の目標だ。「仕事は組織全体で取り組めるが、父親は子供にとってたった一人。いつか『父親業』とわざわざ言わなくてもいい社会になれば」

ネタ元は、こちら。

読んでいただき、ありがとうございました。

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