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コミュニティ農園マガジン

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うちやまコミュニティ農園の活動を綴っていきます。 HP https://uchiyamacf.com
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2019年8月の記事一覧

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(3/3)

うちやまコミュニティ農園は「食の安心安全」「農作技術の習得」「もう一つの居場所(コミュニティ)」の三つの柱を大切しているのは、前回、前々回で触れさせていただきました。 そして、今回は「+1」のコワーキングについて、です。 コワーキング「スペース」という言葉が広まっているので、もしかしたら、オフィススペースを共有する場がコワーキングだと思われるかもしれませんが、実はコワーキングはもっと広い意味を持っています。サービス名というより概念といったほうがいいかもしれません。そして、

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(2/3)

前回では、うちやまコミュニティ農園の大切にする3つの柱のうち、①食の安心安全について綴りました。今回は、②農作技術の習得、③もう一つの居場所について触れたいと思います。 ◆2つ目の柱:若い世代の農作技術の習得で、里山をこの先にも繋いでいきたい。 暮らしの中に「農」を入れていきたいもう一つの理由は、農業の高齢化と耕作放棄地の問題です。農林水産省「農林業センサス」によれば、2015年時点で佐久市の農業就業人口の平均年齢は70歳で、就業人口に占める65歳以上の割合は、約75%。

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(1/3)

さて、「コミュニティ農園」と聞いたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?類似したものに、農地を借りてそれぞれがそれぞれの敷地で農作を行う「市民農園」や、田植えや収穫の体験などができる「体験型農園」がありますが、今回スタートしたコミュニティ農園は、それらとは少し違って「みんなで耕しみんなで創る農園」をコンセプトにしています。そして、「スタート」は商業的な農園ではなく、あくまでも「暮らしの中に農を」を中心に置きます。 その上で、  ①食の安心安全  ②農作技術の

コミュニティ農園はじめました。

2019年6月8日。長野県佐久市内山(さくしうちやま)に「うちやまコミュニティ農園」をオープンしました。佐久市にあるコワーキングiitoco!!とつながり自然農園の共同運営になります。 この農園は『暮らしの中に農を~みんなで耕し、みんなで創る~』をコンセプトに、より多くの人の暮らしの中に、気軽に「農」に触れられる機会があればいいなと思っての開園です。 どういった農園かというと、よくある市民農園とはちょっと違って、区画は区切らず、同じ区画をみんなで耕しみんなで農作物を作りま