包まれる香り


ボクの

包まれた

あの香り

いつからだろう

どこからだろう

幾つもの恋を抱き

様々な香りを纏い

それでも

手放さなかった

その香りは

二十代前半から

甘く漂う

その香りは

ボクの

香りで

定番だった

他の香りが

手元にあっても









ボクを知る

友人に言わせれば

ボクを

イメージする香りは

そのブランドの

香りだけ

スーツの時は ANTAE

普段は EGOIST

あとは気分次第で変えていた









だった。。。









そう

あの言葉まで









君の

何気ない

ただ

いつも

包まれている香りで

ホントに

ずっと使っていると








そんな

香りを

試したくて








そんな

香りで

ボクも

包まれたくて









君に聞いた

ボクも

その香りを

纏っていい?って









そんな事を

思ったら

心は

既にショップへ

向かっていた









雨の中

脚は進む

そのショップへ









手にする

その香りは

勿論知ってたけど

ずっと

それまでは

ボクの

香りでは

無かった

でも

キライでは

無かった








君の

包まれる

香りに

ボクも

包まれたかった








そして

包まれた










その香りは

ボクの

定番となっている

外せない香り

いつの間にか

自分の香りとして

素直に思える








もう

この香りは

君の香りであり

ボクの香りでもある







ボクは

君の

香りに

包まれている

優しく











君は

ボクと

同じ香りに

包まれているんだよ









ボクの

香りだと

思ってくれてる?








でも

香水って

着ける方

個人によって

少しづつ違うよね










今度

ボクの

纏う

この香水

ボクの

香りを

知ってみないか?









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