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響き合うアイデンティティ 〜ありのままの私たち〜#HUC3周年祭

母親を、もっとおもしろく。をキャッチフレーズに活動する私達、母親アップデートコミュニティでは、1/22〜1/28の7日間にわたり3周年祭を開催いたします。テーマは、「ときはなて、この想い。」小さくてもいいから想いのタネが見つかるよう、多種多様なセッションを予定しています。その中から、本日は”響き合うアイデンティティ〜ありのままの私たち”こちらのイベントをご紹介いたします。

日程: 2022年1月22日(土)
時間: 午後9:15 より 午後10:15 (60分)
場所: オンライン開催
費用: 無料
参加方法: Zoom
申し込み: Peatixよりチケット申し込みが必要

響き合うアイデンティティ 〜ありのままの私たち〜

この世界にはさまざまな孤独を抱えて生きている人がいます。LGBTQも、障がいをもつ人も、貧困も、介護も、孤育ても、遠い世界の問題だと思っていたものが、実は隣の人が胸に抱えている哀しみかもしれません。

今回は、ゲイであることをカミングアウトしている歌手の天道清貴さんをお迎えし、「自分を理解してもらえない苦しさ、殻をやぶったときの開放感、自分を受け入れてくれた人がいたときの心強さ」をテーマにお話を伺います。そして、清貴さんの言葉をたくさんの人に届けたいという想いに共感いただき東京オリパラ公式イベントでもご活躍されたケーマトーマさんに手話通訳をしていただけることになりました。

人と違うことで不安になる気持ちをのりこえて、ありのままでいいんだという明日への勇気をおもちかえりください。

聞いてもらいたい人:
人と違うことを不安に思っている人
安心できる場所をさがしている人
孤独の中で頑張っている人
そんな人を支えたい人

ゲスト:天道清貴さん

天道清貴(てんどう きよたか)
2000年、高校在学中17歳で「NO NO NO」でデビュー。3rdシングル「The Only One」はドラマの主題歌に 起用され40万枚の大ヒット。同曲収録の1st アルバム「I"|| Be There」はオリコン初登場7位を記録。 同年全国 有線放送大賞新人賞を受賞。
10年間の日本での音楽活動を経て、2010年より単身渡米。アメリカでの活動を開始する。 全米最大のゴスペルイベントでは4万人のオーディションを勝ち抜き、初の日本人クワイアのソロリストとして 出場し優勝。年に一度開催されるアポロシアターでの「ゴスペルナイト」に日本人クワイア初のゲストとして 招待され歌唱。その後LAに拠点を移し、精力的にライブ活動を続ける。
また東日本大震災では被災した故郷の為にアメリカ、日本各地でチャリティーコンサート、イベントなどを行っ た。2010年から宮城県の素晴らしさを伝える「宮城絆大使」に任命される。
2015年 アメリカから帰国後、自身もLGBT である事を告白し、セクシャルマイノリティーの人々の可視化を目指すプロジェクト「OUT IN JAPAN」に楽曲「WE ARE ONE」「虹の向こうへ」を提供し、多くの差別や偏見に苦しむ当事者達に希望を与えた。
2016年からアメリカでのゴスペルを歌った体験を生かし、歌で笑顔を繋ぐプロジェクト『SING FOR JOY』を全国各地で開催。現在300名以上が在籍。このメンバーと共にさまざまなイベント出演などの活動を行っている。2019年全世界空手道選手権大会にて国歌独唱。祝賀演舞では共にステージパフォーマンスを披露。同年12月、 国際フォーラムにて松任谷由実、MISIAらと『ライブプライド』にも出演。LGBTQの当事者達に、自分らしく生きる事の素晴らしさを音楽で伝えた。この他にも学校、病院、社会福祉施設などを訪問し、多くの人達に歌声で愛を届けている。
4thアルバム「あなたがいてくれたから」収録曲「無限大∞」「FEELING SO RIGHT」がフジテレビ系列パラスポーツ応援ソングに起用される。2017年「MY VICTORY」が平昌パラリンピックのフジテレビ系テーマソングとなり、数多くのパラアスリート達に勇気と希望を与えた。この他、MISIAに「あなたにスマイル」の楽曲提供など幅広く音楽活動を行なっている。
2020年 コロナ渦にて世の中が大きく変わり、日常生活の形が大きく変わった今、新しい形でのエンターテイメントを提供し続け、毎日Youtubeにてリクエスト形式で行う「歌のレストラン」の開催(2021年12月末で連続配信570回を超える)、コロナ対策を十分に行 なった「SING FOR JOY」など新しい生活様式に沿った、従来のライブスタイルに変化を加えながら音楽の素晴らしさを伝えている。
デビュー20周年となった2020年には音楽活動に邁進する為、『清貴』から『天道清貴』に改名。決意を新たに音楽の道を歩んでいる。

手話通訳:ケーマトーマさん

ケーマトーマ
手話通訳、手話パフォーマーのコンビで、情報番組や東京オリパラ公式イベント、ライブやショーや、TV朝日、NHKなどで手話協力を行い手話を広める活動中。Twitter @KEIMATOUMA


ファシリテータ:HUC SDGs部まさえ。より一言

当イベントを企画させていただきました、まさえです。ビッグゲストにおこしいただけることとなりワクワクした気持ちと、私にキヨさんの言葉を引き出せる力がどこまであるのか緊張した気持ちの中にいます。

今回の企画は、手話とダンスで世界をつなぐをテーマに活動されている北村仁さんに出会ったことから始まりました。仁さんは、ダンスに手話を取り入れたUDダンス(ユニバーサルデザインダンス)で、聴こえる聴こえないにかかわらずエンターテイメントを楽しめる社会環境をめざし全国をとびまわっていらっしゃいます。そんな活動に共感し、また私もパフォーマーとしてのUDダンサーに憧れ、UDメンバーとして現在活動しております。

さてそんな中、小学校のPTAさんが企画された天道清貴さん✕北村仁さんの講演をみる機会をいただいたのです。清貴さんの歌声と仁さんのダンスはもちろん素敵で、それ以上にパフォーマンスを通してお二人から子どもたちへなげかけられる優しいメッセージに心あたたまりました。特に、清貴さんが、ゲイであること、人と違うと感じている人がいるかもしれないこと、それはそれで大丈夫なこと、をお話されていてとても心に響きました。その時に、以前HUCメンバーからきいた話を思い出したのです。小学校の授業でSDGsをテーマに、「みんなに伝えたいこと」を発表する時間があり、メンバーの娘さんはウミガメを守るためにできることについて発表されたそうなのですが、クラスメイトの中で、自分の性とは違う性に生まれたかった、どうか差別しないでほしいと泣きながら発表した子がいたそうなのです。どれだけ切実で孤独だったか、どれほどの勇気をもってそこで発表しようとしたか、本当に考えただけで切なくて涙が出てきます。

自分が自分であろうとすることが難しいと感じている人に、あらゆるマイノリティに、清貴さんの言葉を届けたいと思いました。お守りのようにあなたを支えるような、また隣の人の心によりそえるような、そんな時間になればいいなと思っています。

長文お読みいただき、ありがとうございました。

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