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完全復帰へのトレーニング戦略 〜主観からの脱却〜

こんにちは!!

イクサポです!

またコロナの感染者が増えてきました。
首都圏に加えて、主要都市でも日ごとに増えています。

みなさんも感染対策をしっかりして、日々気をつけて過ごしてください!


さて、今回はアスレティックリハビリテーションの最終段階である完全復帰前のコンディショニングをあげていくためのトレーニングについて解説していきます。

よくチームの監督から、

『この選手すぐに試合で使えるようにコンディションあげといて』

という言葉を言われることがあります。

それでは、この言葉を聞いた時、みなさんはどんなトレーニングをすればコンディションが上がっていくと考えますか?

選手にきついメニューを与えて、体力レベルも上がってきて、走れるようになってきていたのに、いざ復帰するとすぐに疲れてしまったり、練習についていけなかったりすることがあります。

今回は、その解決策について書いていきます!
それでは行きましょう^ ^


『きつい』のが良い訳じゃない

よく現場であるのは、

・コートの往復走や周回走
・対人トレーニング
・サーキットドリル
・TABATAトレーニング

のようなトレーニングが多いです。

選手の言葉を借りるなら『鬼キツイ』メニューばかりです。

それでは、選手の主観としては、キツイと感じるメニューですが、実際に身体にかかる負荷としてはどうなのでしょうか??

以下のサーキットメニューを参考に見ていきます。

図1

【マーカードリブル】
・5m間隔に置かれたマーカーをドリブルで往復する。
・1つずつ距離を伸ばしていき、必ず最初のマーカーに戻ってくる。
・時間:20 秒(2人1組)
・8本×2(セット間レスト3分)

実際にやってみると分かるのですが、めちゃくちゃキツイです。
心拍数も最後の方は、180拍/分以上になります。

だいたい選手も終わったあとはグラウンドに倒れています。

それでは、この練習は本当に強度の高い練習なのでしょうか?


実際にこの練習を行った時に測定したGPSのデータがあるので見ていきましょう!

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