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【ここは要チェック!】オスグッドになりやすい選手に共通する4つの特徴〜前編〜


こんにちは!

今月3回目の東京にいるイクサポです!!笑


皆さん、明けましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりましたm(__)m

今年も宜しくお願い致します!!!


あ、今日まで福袋やってるのでもし良かったら!笑


さて、新年1発目はオスグッドについて書きます!

最近ジュニア年代、ジュニアユース年代のトレーニングも見ることが多いんですが、非常に多くの選手がオスグッドによる痛みを抱えていることがわかりました。

そして、選手を見ていくうちに同じような特徴を持っていることも分かりました。


まだ、この特徴についてはオスグッドの発生率や既往との相関を出しているわけではないので、主観的要素が大きいです。


しかし、おそらく4つの特徴をしっかり評価し、アプローチすればかなりの数のオスグッドで悩む子供たちは減らせるのではないかと考えています。


本日はそのうち2つについて書いて行こうと思います!!

それでは行きましょう^ ^



オスグッドとは


まず、オスグッドになぜなるのかについてまとめていきます!

オスグッドは急激に身長が伸びる時期に膝の痛みを伴う、主に膝のお皿の下に骨が隆起してくるスポーツ障害です。

正式名称は、オスグッド-シュラッター病(以下:オスグッド)といいます。

オスグッド
⇨ 脛骨の膝側の成長軟骨の一部が大腿四頭筋の慢性的な筋緊張や膝蓋靭帯への慢性的な牽引ストレスにより、剥離する成長期特有のスポーツ障害



好発年齢

成長期は男女間で女子(約11歳)が男子(約13歳)に比べ約2年早い傾向があります。また、同じ性別内でも差が激しく、子供たちの発育発達は約4年の差があると言われています。


オスグッドの好発年齢については、身長が1年に10cm程度伸びるようないわゆる成長期で好発します。一般的に男子で小学校6年生~中学校1年生、女子で小学校の4~6年生がこの時期に当たり、PHV(Peak Height Velocity)周辺での発症が多いです。

スポーツ現場で見ていて圧倒的に多いのは、中学1年生。
次に小学校6年生と中学2年生です。そして、ほぼ全員が身長が伸びてきている時期に痛みを訴えにきます。



一般的な発症原因


骨の成長に筋肉や腱の長さが追いつかず、一時的に筋肉・腱が短縮する期間があります。

また、脛骨粗面も11歳ぐらいから成長軟骨が出現し、新しい骨を作り始め、16~18歳ぐらいで完全に骨化する。

つまり、成長期の脛骨粗面部(膝のお皿の少し下の部分)は力学的に弱い時期に、大腿四頭筋やその腱が短縮することで脛骨粗面のストレスになり、痛みが発生します。

これらの短縮した大腿四頭筋の牽引力によって脛骨粗面が剥離することもあり、この場合さらに強い痛みが伴い、運動制限が必要になる場合が多いです。


文献的には、

脛骨粗面の脆弱性に加えて急激な身長増加による筋柔軟性低下が背景にあり、動作不良や運動量の急激な増加によって発症する。
(引用:スポーツリハビリテーションの臨床)
骨の成長により筋肉が相対的に短縮した状態となり筋の柔軟性は低下する。
(引用:ジュニア期のサッカー選手における脛骨粗面の圧痛と下肢
柔軟性との関連性)

とされています!



本当に大腿四頭筋の短縮が原因なのか?

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