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【目からウロコ】パフォーマンスを最大化するための内転筋トレーニング 〜筋の作用から紐解く〜

こんにちは!!

イクサポです!!

スポーツの現場では、腸腰筋やハムストリングスが注目されがちですが、実は他にも重要な筋肉って沢山あるんです。

その中でも一番地味だけど、めっちゃ重要でパフォーマンスアップに繋がりやすい筋肉である内転筋にフォーカスして書いて行こうと思います!!

意外と知らないことが多いと思うので目から鱗かも知れません!
(自分でハードル上げるやつ笑)


それではいきましょう!!!


意外と知らない内転筋群の大きさ


皆さん内転筋の大きさって知ってますか?
解剖図で見ると正面からしか見たことがないので、あまり大きくない様に思われがちです。

下図を見てください。

大腿中央部の水平断面のコピー

赤:内転筋群(恥骨筋, 長・短内転筋, 大内転筋, 薄筋)
青:ハムストリングス

見てもらえたら分かる様にめっちゃ大きいんです!
内転筋はハムストリングスと同等の筋断面積があります。

また内転筋の筋断面積が大きいということはそれだけ筋力発揮も大きいと解釈できます。
実際に男子スプリンターにおける100m走のタイムと内転筋群の横断面積は有意な負の相関関係があることが示されています。(狩野ら,1997)

つまり、筋自体のボリュームが大きいということは、それだけ機能としても大きな役割を担っているということです。

それでは、実際の機能について次で見ていきましょう!!


意外と知らない内転筋群の機能・作用

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一般的な内転筋の機能として知られているものとして、

股関節内転+屈曲・伸展

ですね。

特に長内転筋などは、股関節屈曲の貢献度が股関節内転筋の貢献度を超えると言われるほどです。
また大内転筋に関しても、股関節が伸展位にある時、大内転筋の後部線維は大腿二頭筋よりも長いモーメントアームを有していると言われています。

このように、内転筋群は股関節内転の作用だけでなく、股関節屈曲・伸展の作用も有しています。
股関節屈曲・伸展時にも股関節を内転位に保持しようとしていると考えることもできます。



ここまでは皆さんも知っているのではないでしょうか??
それでは、ここで意見が別れる質問をしてみましょう!

内転筋群の持つ回旋作用は『内旋』か『外旋』かどちらですか?

これは教科書によって書き方が異なるため、最終的な結論は出ていません。

しかし、現場で選手を見るにあたり、自分の考え方を持っておく必要があるため今回は僕が現場で考える作用について書いていきます!


結論から言うと、

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