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プライオメトリックエクササイズを探る〜効果的なメニューの作成〜


こんにちは!!
イクサポです!!

先週プライオメトリックエクササイズの概論について書いていきました.
今週は,プログラム作成時の注意点や具体的なメニューについて書いていきます.ポイントを押さえれば,様々なメニューが作成可能です!

それでは行きましょう!!


プログラム作成のポイント

まず,プライオメトリックエクササイズを考える上で重要なのは,SSC,いわゆる伸長反射です.これは,簡単に言うと筋肉と骨を繋いでいる腱と言う組織が急速に引き伸ばされた時に,元に戻ろうとする原理を利用しています.
つまり,この反射的な動きをエクササイズの中に入れていく必要があります.

説明するのが難しいので,動画を見てみましょう!
例えばドロップジャンプ

引用:https://www.youtube.com/watch?v=SrCfgnllAmk

プライオメトリックエクササイズでは非常に一般的なメニューですよね!
でもこれもやり方によっては,プライオメトリックエクササイズの効果が半減します...

動画を見てもらうと分かりますが,
・接地時間を短くする
・筋伸長位を作る
が重要になってきます.

① 接地時間を短くする

なぜ接地時間が短くないといけないのか.それは,接地時間が長いと筋伸長位で生じた弾性エネルギーを効率的に使用できないためです.

ジャンプの着地の際,筋肉が引き伸ばされた時(エキセントリック)に弾性エネルギーを蓄積します.この弾性エネルギーは,筋肉が短縮位になる時(コンセントリック)に使用されますが,接地時間が長いと,せっかく蓄積した弾性エネルギーが全て使われず無駄なエネルギーになってしまいます.

そのため,接地時間を短くし,可能な限りエキセントリックからコンセントリックへの切り替え時間を短くします!(着地の場合)

画像1

②筋伸長位を作る

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